決意
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「だから俺はサッカーは出来ない」
「豪炎寺…お前の事情は解った。だけどサッカーをやってなければとか言うなよ!」
豪炎寺は俺の方を向くと言いたげな顔で見つめる。
「妹さん、夕香ちゃんはサッカーをしている豪炎寺が好きだったんだろ?それなのにサッカーをやらないなんて夕香ちゃんは悲しんでると思うぞ」
「……夕香の為に…サッカーを続ける…」
豪炎寺は呟く。すると何処かから細い声が聞こえた。
「そうだよ…お兄ちゃん…」豪炎寺がビクッとした。
豪炎寺は夕香ちゃんに駆け寄る。
夕香ちゃんは相変わらず眠っているままだ。
「夕香……そうだな、俺やるよ」
と言って豪炎寺は立ち上がる。
「俺は勘違いしていた、サッカーをやらないでおくのが夕香へのせめての罪滅ぼしと思っていたが、サッカーを続けるのが夕香の為なんだな、俺はやるからにはフットボールフロンティアで優勝する。この雷門中でな」
俺と円堂は顔を合わせて俺は「ああ、宜しく!」と言い
円堂は「ああ、頼りにしてるぜ!」と笑った。
こうして豪炎寺は背番号10
雷門の炎の天才ストライカー豪炎寺 修也として誕生した。
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