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インフィニット・ストラトス ―蒼炎の大鴉―
兼次の転入
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に行きたい。和也みたいに主席とかは無理だけど。

―――――――――――――――――――――――――――

俺が部屋に戻ると、簪がいた。

「ただいま」

「…おかえり…」

「兼次も大変だよな。あいつ結構モテるし」

「…和也くんもモテる方だよ…」

「俺の場合は社長の息子って地位からあまりモテたためしがないな。みんな俺のこと敬遠してたし」

俺に寄ってくる女子はほとんどいなかった。女尊男卑の風潮の中でも大企業の社長の息子というだけで一目おかれていたが、その立場ゆえに女子は寄り付かなかった。逆に兼次のような友人には恵まれたが

「…でも私は和也くんのこと…好きだよ…」

「わかってるよ」

俺は勉強を始めた。

主席入学のために



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