第39話 宝探し(後編)
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貰って、自家用操縦士の資格を取っていて、今は航海士の資格を取る為に学校へ行っているわ。」
シエスタが司と夢の話に加わった。
「それじゃ飛行場も見れたし、学術研究都市に行こうか。武雄さん案内ありがとうございました。」
「光輝殿に宜しく。」
Sideout
司達は博物館を出ると、クルーザーに向かった。一行はクルーザーに乗り込み、学術研究都市に移動を開始した。
ブリミル暦6242年 アンスールの月 エオローの週 エオーの曜日
皇紀2800年 7月19日 トリステイン王国沖合い 学術研究都市
Side ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール
「凄いわね。近くで見ると迫力満点ね。」
ルイズの感想に、皆がうんうんと答える。
学術研究都市に来たことがあるのは、シエスタと一条家の兄弟だけである。ルイズも初めてであった。学術研究都市は平民の為の学校があり、研究機関の施設と関係者の為の街が有るのみである。一般の貴族はあまり来ない。貴族で来るのはアカデミーの者ぐらいである。
一条家はここに別邸がある。
「約3,000アルペン(1平方キガm)の土地だかれね。」
「3,000アルペン、家の領地より広いわ。それが人工島で空に浮かんでいるんだもの。」
モンモランシーは溜め息をつく。
「トリステイン本国の約1/7の広さだからね。並の伯爵や侯爵の領地より広いのは仕方ないよ。」
「・・・。」
「研究所は一条家の別邸内にあるから、クルーザーは別邸の駐艇場に停泊するよ。」
Sideout
ブリミル暦6242年 アンスールの月 エオローの週 エオーの曜日
皇紀2800年 7月19日 トリステイン王国沖合い 学術研究都市 一条家別邸
Side ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール
「別邸がフォンティーヌ伯爵邸より大きいわ。研究所は別邸より更に大きい。」
「ここはお祖父ちゃん専用みたいな物よ、どこか一国に作ると贔屓していると思われるから、別邸は本国とここにしかないわ。
それより早く研究所に行きましょう。」
夢はルイズを急かせる。
夢と司は研究所のIDを持っているので、他の者達を連れて行けるのだ。
「お祖父さんは5階のようだ。」
司が携帯端末を見て案内する。
エレベータに乗り5階へ移動して、目的の部屋に辿り着く。
「おじいちゃん来たよ。」
「夢達か、お帰り。鍵も持っているようじゃな。」
「これはブレイブデュエルのカードデッキだよね。」
「うっほほほ、その通りじゃ。そこのカプセルがカードローダーだ。司が手本を見せなさい。まずカプセル内に立ってそこにカートリ
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