第39話 宝探し(後編)
[2/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
衣の事だよ。」
一行は武雄さんに案内されて、博物館へとやって来た。
「ここが博物館じゃて、ゼロ戦もここに展示してあるよ。」
「おじいちゃんがここの博物館の館長なの。」
「立派な建物ね。」
キュルケが3階建ての建物を見て感想を述べる。
「この建物の一、二階が吹き抜けになっておってな、展示スペースになっておる。三階が展望室じゃ。」
「うをっ、タイガー戦車がある。これが実物か。」
司は感嘆な声を発した。
「日本帝国の博物館にあるのは、ここのレプリカじゃ。」
「武雄さんは日本帝国に行った事があるのですか?」
「光輝殿と一緒に何度か連れて行って貰った。」
「そうですか。」
「これがゼロ戦じゃ。座席に宝の鍵が置いてあるよ。」
夢がゼロ戦に掛けてある梯子を登り、一つの小さな鞄を持って降りてきた。司の所まで戻ると、鞄の蓋を開ける。
「うわっ、BRAVE(ブレイブ) DUEL(デュエル)だよ。ルイズちゃん。」
「わぁ、本当だね。夢ちゃん。」
カードデッキケースを見ながら夢とルイズがはしゃいでいる。
二人は知っていた。ブレイブデュエルと言ったら、魔法少女リリカルなのはINNOCENTに出てくる、体感シミュレーションゲームなのだ。
「お姉ちゃん、ブレイブデュエルと言ったら来月発売予定の体感シミュレーションゲームだよね。」
ジョゼの言葉にタバサは頷いた。
「それ、僕も欲しかったんだ。」
「テレビのコマーシャルで流れていたわ。」
ギーシュとモンモランシーも話に加わる。
「これで宝の中身が予想ついたな。多分、VR(バーチャルリアリティ)機だろう。先行発売品だな。今はβ版のテストの最中だ。」
「やった!お兄ちゃん、早く学術研究都市に行こうよ。」
「待てまて、そんなに慌てるな。折角ここに来たんだ、展望室を見て行こう。」
「分かったわ。」
武雄さんの案内で展望室にが上がる。
「わぁ、凄い。飛行場がある。」
「ルイズ、ここは自家用航空機の操縦士免許を取る為の学校が併設されているんだ。」
「お兄ちゃんも持っているよね。」
「あぁ、持っているよ。ここでは学術研究都市の生徒が、自家用操縦士の免許を取りに来るんだ。大型の航空機の操縦士には自家用操縦士の免許が必要だからね。ここで免許を取って、後はシミュレータで訓練するんだ。航空機にも風石機関が搭載されているので、垂直離着陸が可能なんだが、もしもの為に滑空して離着陸の訓練をしているんだ。」
「パイロットになるのも大変なんだ。」
「おじいちゃんも昔、ここの教導官をしていたの、今ではその教え子達が教導官をやっているのよ。弟もおじいちゃんに教えて
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ