第65話 蚊だって生きている
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手やってんだろうが! 良いか、例えこれが銀魂とリリカルなんちゃらとのコラボだったからと言ってなぁ、俺は絶対自粛もしなけりゃてかげんなんざしねぇ! 何時でも何処でも全力全開な銀魂の銀さんで行くつもりでっす! そこんとこ理解しとけよ其処の野武士女!」
「誰が野武士女だ誰が!」
銀時から野武士宣言された事に心底遺憾の意を表明するかの如くシグナムが食い下がる。
「貴様、何処をどう見たら私が野武士になるんだ!」
「何処をどう見たって野武士だろうが! それともあれか? お前まさか自分が今巷で話題の胸キュンプリチーロリ巨乳ヒロインにでもなったつもりですか? 甘ぇんだよ、缶詰みかんの汁並に甘ぇんだよ! ただ胸がでかくて顔が良いだけじゃヒロインにはなれねぇんだよ! そう言う奴は大概ギャグの捨て駒にされるか読者もしくは視聴者の夜のおかずにされる運命なんだよ」
「下品な表現は止めろ! ならば聞かせて貰おうか。貴様の言うヒロイン像とは一体どんなのなんだ?」
「おぉ、聞かせてやろうじゃねぇか! 良いか、耳かっぽじってよぉく聞けよ野武士共。俺が思うヒロイン像ってのはなぁ……まず、CVは断然『井上○○子』さんか『宮○○美』さんだ! これだけは絶対譲れねぇ! 後『野○○かな』さんとか『桑○○子』さんでも可だ!」
「CVからして無理あるだろうが! 大体私の中のCVと一つもあってないぞ!」
「ったりめぇだろうが! てめぇの声なんざ上の皆様方の魅惑のヴォイスに比べたら蚊の羽音程度にしか聞こえねぇんだよ!」
「今すぐ上の声優陣達と清○○里さんに土下座して謝って来い! 貴様のその発言は全国の清○○里ファンへの最上級の侮辱になるぞ!」
「シグナムの言う通りだ。今すぐ土下座して謝れ、この腐れ天パー。てめぇのその発言だけで下手したらこの小説が打ち切りになるかも知れねぇんだぞ」
「あぁ? 俺だけのせいかよ。大体てめぇらだってお子様の教育に悪い行為ばっかしてんじゃねぇか。飯時の度にマヨネーズ丸々一本空にするわ瞳孔開きっぱなしの目ぎらつかせるわ、酒が入っただけで暴れまくるわ。お前らの方が俺より数倍土下座した方が良いんじゃねぇのか?」
「あんだとてめぇ、マヨネーズの価値も分からず糖分ばっか異常にとりまくる糖分依存症に言われる筋合いはねぇんだよ!」
「上等だこのマヨラー中毒カップル! 今ここでてめぇらの存在をデリートしてやらぁ!」
「望むところだ! 今ここで貴様を消し去り、この腐った世界を修正してやるわぁ!」
「マヨネーズ舐めんなよゴラァ!」
三人が揃って握りしめた拳を振りかぶり、思い切りたたきつけようとした正にその時であった。
三人の耳元に不快な音が響き渡った。
そう、誰もが聞いたあの音だ。夏場になると鬱陶しい位に湧いて出るあの忌々しい羽の音。耳元に近づくと
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