ある朝のこと2
[8]前話
カノsido〜
僕は食器の後片付けをし、キドの隣で洗ったお皿をふいていた。
「で、話って何?」
「いや、別に対したことはないんだが……」
対したことがないんなら二人きりで話すなんてことはないと思うけど…。
「変なことを聞くが…すごいいいにくいんだが……
お前、セトのこと好きだろ」
「えっっ!!!?」
なんでわかった!?
僕そんなにわかりやすかった!?
「え?なんで?」
「いや、ずっとセトのこと言ってるから…」
もうここは開き直ってしまおうか。
「あはは、バレてた?」
「あ、そうなのかやっぱり。」
「男同士って、気持ち悪いでしょ?」
「いや、いいんじゃないか?」
あ、いいんだ。
「人の好みは人それぞれだからな。だから応援…はするぞ」
「あ、ありがと?キドってやっぱ、優しいよね、引きもしないなんてさ♪」
若干僕の笑みはひきつっているような気がする。すっごい恥ずかしい。
でも、相談相手(?)ができてよかった…のかも?
「でも、マリーには言うなよ?泣くぞ、あいつ」
「だ、だよね〜」
キドと僕とで苦笑いし、リビングにいるマリーを見た。
あんな見た目で100歳いってるとはおもえない。しかも…メデューサとは驚きだ。
「ま、エネも駄目だな」
「エネちゃん…確かにダメだね〜。
キドは信用しても大丈夫だから、安心できるよ」
「お、おう?そうか」
やっぱこうゆう言葉が苦手みたいだね。
言われるとすごく恥ずかしくなって、ツンデレ的になる子だやっぱり。
そこがかわいいんだよね、キドはww
「お前、今変なこと考えただろ」
「え!?いや、考えてないよ!?」
「……へぇ〜」
うわっ。
幼少期の頃のキドみたいだ…なんか懐かしいや。
「よし!洗濯物やってしまわないと」
「手伝う?」
「あ、いや、いい。洗濯物は自分でやるから」
ああ、下着とかあるからか……
って言ったら僕たちのはどうなるんだろ。
いつもきれいにたたんで返ってくるし……
なんか急に恥ずかしくなってきたわぁ。
そういえばキドが洗濯してたんだった…17なのに、女の子に下着見られるのは恥ずかしいねww
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