エピソード25 〜兄VS弟 決着〜
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えばいいだろ。」
あっ、そっかと二人とも相槌を打つ。本当に気付いていなかったらしい。
「あと、注意する点は専用サポートカードを入れ過ぎない事かな。」
「どうしてすか?」
「自分で少しは考えろよ」
「って、言われても……さっぱりわからん」
もともと直感で動くタイプの十代は少し頭を使っただけで頭から湯気が吹き出しそうである。
「例えば……【ヒーローバリア】とかあるだろ?場にE・HERO居ないと死札になって逆に場を圧迫することになるんだよ。だから、発動するのにあまり制約がない凡庸魔法・罠を入れる事をおすすめするかな。」
「な、なるほど。確かに攻撃止めるだけならヒーローバリアより、攻撃の無力化のがいいっすもんね」
翔は納得したが、逆に十代はフェイバリットをバカにされたとふくれる。
「じゃあさ、こんなのはどうだ?【スパークガン】で相手を守備表示にして、【シールドクラッシュ】で破壊とかさ。よくね?」
「って、アニキ〜。そのカード、僕のっすよ!」
「スパークガンより、エネミーコントローラーのがよくね?」
などなど十代達がカードの利用方法の案を出し、紫苑がそれを評価し、代案を出すという作業が行われた。
◆◇◆
「ふぅ〜、紫苑のおかげで最初よりだいぶよくなったぜ。サンキュー。」
「礼はいらんから、二度と来んな」
十代達のデッキも調整し終わり、ちょうど帰ろうとしているとき、翠が悪戯を思いついたような子供の顔をして彼らを呼び止める。
「ねぇ、決闘ってデュエルが始まる前から始まっているって知ってる?」
ニヤニヤとしながら、十代たちに悪知恵を吹き込む小悪魔がそこにいた。
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