九校戦編〈上〉
吉田幹比古登場
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翼は百年前からあった会社だ。一世紀前にあった体操着だが、とある犯罪があったので廃止となったのさ。で、現代の女子体操服は美月が着ているような感じになったのさ」
「ブルマーって使われた犯罪ってアレの事か?」
レオがようやく再起動を果たしたがいらん事を言ったので、エリカが顔を真っ赤に染まったのだった。
「昔のモラル崩壊時代に、女子中学生が小遣い稼ぎに中年親父へ売ったっていう・・・・・」
フリーズしたままの方がよかったかもしれなかったが、もう遅かった。
「口を塞げ!レオ!『黙れバカっ!』あーあー、遅かったか」
顔を真っ赤に染め上がったエリカだったので、口を閉ざそうと注意したと瞬間にエリカの怒鳴り声と共に片膝を立てて座っていたレオの向こう脛を思い切り蹴飛ばしたのだった。脛を押さえて悶絶するレオと肩足でピョンピョン跳ね回るエリカだったが、今回は言葉と手足の暴力はドローなのか痛み分けなのかは分からんが終わったのだった。
そんで俺らがやった試合と比べれば今度の試合は接戦であった、先ほどから交互に点が入っている。両チームの技術が高校生らしいレベルなのか、先ほど俺達がやってた時より女子生徒のギャラリーもほとんどいなくなっていた。まあ女子生徒側も授業があるからか、サボってられないだろうね。体育の授業は他の学科や魔法実技と違い、トレーナー資格を持つ職員が見ているけど、その職員は俺らにとっては顔馴染みの奴だった。魔法とトレーニングを指導できるの稀少性の差ではあるが、俺らの知っている職員は両方とも資格を持っていて俺らのスパイでもある。四月の時にあったような事は一切ないように、蒼い翼から派遣されて来た者でここのOBでもあるからなのか学内をよく知っている人物だ。無論記憶共有者だから、何かあったり会話する時は言葉ではなく脳量子波でやっている。
『今は私の紹介ですかな?織斑少将』
『一応な、それとその呼称はやめろといつも言っているだろうに』
『おっと失礼しました、私は教える立場でありますがいつもは教えられる側ですので』
『余計な詮索はすんなよ?』
とそういう会話をしながらだったが、まだここに女子生徒がいたが教師は注意する事なく俺が見ているのが条件である。
「全く、一真君が遠回しに言ったのに台無しになったわね!アンタの頭の中にはそういう知識しか詰まっていない訳?」
「うっせえな。オレが読んだ本にはそう書いてあったんだよ」
男子の見学ゾーンには残っている女子はエリカと美月だけだった。先程ので、本気で軽蔑の眼差しを向けるエリカに対して今回ばかりは分が悪いと思ったのか、答えるレオはやや投げやりな口調である。その本ってもしかしてあれか?蒼い翼関連の出版社が出した過去にあった事件を紹介と共に歴史と一緒のアレか
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