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提督の娘
第三章
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出会えることをね」
「そうだな。では祈ろう」
 こう話しているとだった。ふとここで。あの美女が出て来たのであった。
「あの」
「あっ、はい」
 何とか冷静さを保ったうえでダスティは彼女に応えた。海軍士官らしく冷静さを保っていた。そういうふうに努力をしたのである。
「何でしょうか」
「この前はどうも有り難うございました」 
 美女は穏やかに笑って礼を言ってきたのだった。

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