第五章 楽園
第11話 3人でデート
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ったら鍵を掛ける時か服を着替える時。でも凜袮は制服に着替えてからこっちに来たからその線はない……と、なると考えられるのはポケットに入れてて邪魔な時だけど……)」
上条はある結論に至った。
上条「トイレの中じゃないのか?」
凜袮「え?………あ!」
凜袮はある場所へと駆け出した。
士道「え?凜袮?」
しばらくして凜袮が戻ってきた。
凜袮「はぁ……はぁ……あったよ士道!お手洗いの中に置いてあった!」
士道「おお!よく分かったな上条!」
上条「いや〜昔の経験が役に立ちましたよ〜」
その昔の経験とやらがとてつもなく気になるが、聞かないでおこう。多分不幸な出来事っぽいから。
上条「それじゃ、学校に行くとしますか」
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士道「ふー、学校に到着っと」
凜袮「もう……士道ったら……」
士道「ハハハ……」
上条「(こいつら、何イチャついてんだよ……)」
殿町「よっ。朝から一緒に登校とは見せつけてくれるな。……クソッ……なんで五河と上条だけ……」
教室に着くなり殿町の愚痴を聞いたりしたが、それはあっさりスルーする。
さあ、もうすぐホームルームだ。
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さあ、朝の眠たい授業も乗り切ったし、やっと昼だ。
十香「し、シドー!」
妙にそわそわしている十香が士道に話かけた。
士道「よう十香。お前ずっと授業中寝てただろ」
十香「う、うむ!そ、それでだなシドー……ん?それは何だ?」
士道「へ?あぁ、これか。今日凜袮が作ってくれたんだ」
そう士道が言った瞬間、
十香「そ、そうか……」
とても悲しげな表情をした。それに気づかない士道は、
士道「で?何の用だったんだ?何か言いかけてただろ?」
十香「何でもない……何でもないのだ!!」
十香を怒らせてしまったようだ。そのまま十香はどこかへ行ってしまった。
その過程を全て見ていた上条は、
上条「(デジャヴだ……)」
数日前の凜袮のことを思い出した。すっかり立場が逆になってる。
さて、十香を慰めに行きますか。
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学校に通達。ASTより。
現在、天宮駐屯地の観測機がうまく作動していない模様。原因は不明。
空間震が発生した場合、警報が遅れる、または鳴らない場合があるため、少しでも異変を感知したらすぐにシェルターに自主的に避難するように。
以上。
上条「(フラクシナスだけでなく、ASTも機能不全か……)」
ホームルームの時間に聞かされた話は
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