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ハイスクールV×D ライド2
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「誰が」

「二人。自分の行動を振り返ってから夢を語るべきな変態と、もてそうなのに女気が無い同性愛疑惑の有る色男」

 無言だが四季の言葉に納得したと言う様子の詩乃さん。まあ、四季の妙な説明、それで誰かと言うのが分かるあたり、色んな意味での有名人二人である。

「よく気付いたわね、そんなに正確に」

「いや、二人からの悪魔の気配と神器の気配でな」

「うん、私には無理」

「……変態の神器なら簡単に分かるさ。……本人の力量とはアンバランスな強過ぎる力だからな」

 一誠の気配を探るならば、一誠自身よりも彼の神器の気配を探った方が分かり易いと言う事だ。

「オレ達の事に気付かれたか、まだ疑われているだけか……」

「そう……じゃあ、暫く控える」

「いや、寧ろ逆効果になりそうだ。寧ろ、向こうがこっちを監視している間に動いた方が疑いは晴れそうだしな」

 寧ろ、炙り出そうと思ってハーレムハーレム言っている一誠を刺激するために詩乃を抱きしめたわけだが……。

(やっぱり、詩乃の体温を感じていると再確認できるよな……戦う理由を)



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