暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王ARCーX 〜波瀾万丈、HERO使い少女の転生記〜
五話 そうだ、塾に行こう。
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ドラゴネクロをばーん!、デュアルならラプティノスをどかーん!、某社長デッキなんて使ってきたらこっちが青眼究極龍や、ワイアームを出す始末。対戦相手からは親の仇を見るかのような目で見られるのだ。こんな危険な代物を塾で教えて大丈夫なのか……と悩んだがさらに上を行くものが出てくるのだからやめてほしい。

シンクロ召喚コースでは、【不動性ソリティア理論】なんてものを教えている。某蟹を量産することになるので原作を知っている身としては止めていただきたい。町の至るところで「おい、デュエルしろよ」とか言われたら頭を抱えたくなる。

極め付けにエクシーズ召喚コースの【特殊カード変質理論】である。正直、デュエル中にリ・コントラクト・ユニバース(テキスト書き変えと言う名のチート)をされたあかつきには、「おのれドンサウザンドォ!!」と叫びつつ相手を張り倒してしまうと思う。割とマジで。

とまあこんなことが私の心の内で繰り広げられ予想以上に体力を消耗したのだ。

「優希じゃない、ぐったりとしてどーしたのよ?」

あ、癒しが来た……。

ぐったりとしている私のところに見覚えのある声が聞こえ、顔を上げてみるとますみんと個性的な男子三人と取り巻きが数人。

「はろー、ますみん。どしたの?」

「姉ちゃん、知り合い?」

徹の問いに対し首を縦に振る。

「うん。ますみん、私のクラスメートだよ。」

「光津 真澄よよろしく。あと、そのあだ名をやめなさいって言ってるでしょ!!」

ひどくあだ名が気に入らないらしくウガーと怒るますみん。お仲間であるっぽい男子達は笑いを堪えているが耐えきれておらず、笑い声が漏れている。

「くくくっ……ますみんって。俺は志島北斗だ」

と、紫色の髪の毛をどうやってセッティングしてるのか謎な(完全に万有引力の法則を無視した)髪型をし、額には北斗七星を模したアクセサリーがつけられているいかにも小物臭のする男子が言う。

「俺は刀堂 刃だ。」

今度は背中に竹刀を背負い、いかにも「武士です」とアピールしているが実際のところ武士というより忍者に見えてしまうという野性味溢れる男子が。

「俺の名はネオ……」

「「「沢渡さぁん!!!」」」

いかにも踏み台キャラが。てか、取り巻きに自分の名前を言わせるのって『一、十、百、千、万城目、さんダー!!』以来じゃないかな?

ていうか、聞いてないのに勝手に自己紹介始めおったし……。私もするべき?

「ども、神崎 優希です。」

「弟の徹です。」

とりあえず自己紹介。それにしてもプライドの高そうな人たちだな……。

「あ、真澄さん達と知り合いだったんですか?」

なにやら大量のパンフレットを持ってきた案内役の人が来た。え、それ全部渡す
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