第38話 宝探し(中編)
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でバスで移動した。
「これが動植物園なのね。」
「凄い。」
初めて来たモンモランシーとギーシュは、入り口で貰ったパンフレットを見ながらはしゃいでいた。
シエスタは学術研究都市の学校の遠足で見た事があるので驚いていない。学術研究都市にはハルケギニアで一番大きな、動植物園と水族館があるのだ。
キュルケはツェルプストー領に同様の施設がある。逆にラ・ヴァリエールの領地にはない。フォンティーヌ領が元々ラ・ヴァリエール領から割譲されているので、交通の便が良く不自由しないのである。
「凄かったわね。見た事ない幻獣や動物達がいっぱいいたわ。植物も多かったしカサブランカの花も綺麗だったわ。新王宮がカサブランカから名前を取っているのが良く分かったわ。」
モンモランシーは興奮気味に話す。横ではギーシュが頷いている。
「余り興奮するとバテるよ。これから水族館も回るからね。
宝探しが終わったら、実家に帰省するまで伯爵邸に滞在すると良いよ。今回は急いで回ったので、全部じゃない。どうせ夢やルイズも滞在するから、一緒に泊まれば良い。兄の庭園には貴重な薬草なんかも植わっているし。」
「そうするわ。」
「僕も。」
それから水族館にも行った。
「凄く綺麗。まるで海の中に居るみたい。」
「熱帯の海にはカラフルな魚が泳いでいるからね。海の生物は1000万種以上いるから、水族館で展示されているのはほんの一部だよ。」
司がモンモランシーに説明している。その横ではギーシュが必死にメモを取っていた。学院が始まったら女の子を誘うつもりのようだ。そんなギーシュを見てルイズ達は陰で笑いを堪えている。
その後、イルカショーを見て水族館巡りも終った。
モンモランシーは綺麗な花々と熱帯魚が気に行ったようだ。ギーシュは様々な幻獣と水族館の大水槽の迫力が気に行ったようだ。
「今回はゆっくり出来なかったけど、フォンティーヌ領にはテーマパークや遊園地などの、娯楽施設があるから楽しんでね。」
「フォンティーヌは凄いと聞いていたけど、本当だったな。グラモン領も発展していっているけど、ここは特別だ。」
「ギーシュこんな事で驚いていては、明日行く学術研究都市見ればもっと驚くわよ。」
ルイズはフォンティーヌが褒められて自分の事のように誇らしげであった。
Sideout
夕食の席では今日見た話しで、持ちきりであった。
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