暁 〜小説投稿サイト〜
IS<インフィニット・ストラトス> 可能性を繋ぐ者
ブリュンヒルデ
[5/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
は.....はじめ!』

開始の合図と同時に強烈な闘気を感じ、スラスター前回で横に避けた

瞬時加速、ISのハイパーセンサーでも捉えられないレベルの速度で切り込んできた暮桜をぎりぎり躱せた

「これはさすがに避けるか...そうでなくてはな!」

「くっ!」

俺は織斑教官に向かってビームマグナムを撃つが、一瞬の溜めが発生してしまう以上あの人は正確に避けてこちらの懐に入ってくる

「はあああ!!」

ビームサーベルはだめだ。零落白夜はエネルギー無効攻撃、ビーム兵器はあの人の前にはすべて無意味


なら手は一つしかない...

俺は後ろに装備されているアームド・アーマーDEを腕に装備しそれで雪片を受け止める

「おおおおお!!」

「うっ...」

ヤバイ。千冬さんの闘気に呑まれる....

そう感じたとき、フェネクスの装甲の隙間から青色の光が漏れだした

な、なんでだ!?俺はNT−Dを発動させようとなんてしてないのに

そのままでは危ないと感じ、相手を蹴って距離を離す。一か八かだったか何とかなった

そのままスラスターを吹かして上昇、両手にもつビームマグナムを牽制として撃つ

なんとかサイコフレームの光が収まってくれて安堵した。だが、その気を緩めた瞬間に千冬さんは斬り込んでくる。油断はできない

それを俺はもう一度アームド・アーマーDEで受け止める。するとまたサイコフレームの光が漏れ出した

疑いようがない。千冬さんにNT-Dが反応している

このままだと、持たない...

このまま発動したら、間違いなく千冬さんを殺そうとする

かといって自分から発動させて、また同じことが起きたら...

ーーそれは違う。思い出せ、その機体がどういうものなのかを

知らない人の声。だけれでも何故か安心する声だ

ふわりと髪が凪いでいるイメージが頭に浮かんだ。その後ろには...四枚羽のMS?

ーー心に正直になれ。お前はもう知っている

イメージが消えた。近くに感じていたものもない。一体なにが...

でも、わかったことはある

信じるんだ。自分の心を

こいつは、フェネクスは俺の思いを、信念を増幅させる。それが負に傾くか正に傾くかは俺自身が決める

俺は未熟だ、それでも

フェネクス、もしお前が俺を認めてくれているのなら

俺を信じてくれるなら

「力を貸してくれ」





ーーその言葉を待っていた。今こそ枷を解くとしよう




「っ!くるか!」

フェネクスの装甲がスライドし、サイコフレームが剥き出しになり、青く輝き始める

だが、変化はそれだけではなかった

青い光が、白い光に変わったのだ


[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ