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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos57その後のエルトリア/フローリアン家の日々〜Hopeful Days〜
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人となり、ほんの少し時間の流れに手を出したところで、人も時間も、そう大きくは変わらないものです」

そう、湖に小石を投げ入れて波紋が起こしたとしても、湖は何ら変わる事無く湖のまま。そこに生きる生命たちにもなんら変化は訪れない。

「生きとし生けるものは皆、自身のあるべき姿、向かうべき未来へ向かって進み往くものです。たとえどんな試練があったとしても、それだけはきっと変わらない運命です。ですから、強く真っ直ぐに生きようとする人たちは素敵だと、私は思っています。なのはさん達と触れ合い、王様たちやユーリと巡り合ったことで、私は人間のことが、もっと、もぉーっと大好きになりました!」

「私も、ですね。エルトリアに来て、エルトリアに生きる人たちのことが好きになりました。博士の願いの為、この地で生きようとしている人たちの願いの為、私はこの星を蘇らせたいって、そう強く思います」

胸の奥が温かくなる。本当に、あなた達と出会えて良かった。そう思います。

「フローリアン一家と紫天の翼たち。手を取り合い、頑張って行きましょう!」

「はいっ! 今日も明日も、明後日も、これからずっと!」

「願いは1つ! 緑の大地をもう一度!」

「その願いを叶えるためにも――」

「「今日も鍛えて参りましょう!!」」

こうして始まる私とユーリの最終戦・・・なんですけど。

「情熱・熱血・熱い思い! アミタに教わった全部を胸に、私はもっと・・・頑張ります!」

なんて嬉しいことを、戦闘中に言われたりしちゃったら隙なんていくらでも出来ちゃいますよ。そういうわけで、「あ痛たた・・・負けちゃいましたぁ」私の惨敗という結果なり、晴れて全滅ということになってしまいました。
連戦であったにも拘らず息1つ乱していないユーリと、結構ボロボロな私たち。もう笑いしか起きません。そんな中で、くぅ〜〜、とお腹の鳴る音が二重にも三重にも聞こえて。お腹を鳴らしたのは・・・

「あぅ〜、お腹空いたぁ〜〜」

「はい。たくさん頑張りましたから」

「わ、我ではないぞ! 腹を鳴らしたのは我ではないからな!」

素直に認めるレヴィとユーリ、あくまで違うと言い張る王様の3人。ともかく「お腹も空いたことですし、そろそろ帰りましょう」良い時間ですし、お昼ご飯にしましょう。私たちもそうですけど、あの人もお腹を空かせて待っているでしょうし。

「やったー! ご飯だー! ボクとフラムとでね、夕べの内に果物採ってきたんだよー! 川で冷やしてあるの!」

「食べ頃でありますから、期待しても良いでありますよ!」

「ほう。良い働きだ、レヴィ、フラム。褒めてやろう」

「「えっへーん!」」

胸を張るレヴィとフラム。私たちの家へ続く家路を歩いているとユーリが、「エ
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