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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos57その後のエルトリア/フローリアン家の日々〜Hopeful Days〜
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を背けてふるふる体を震えさせていて。明らかに笑うのを我慢しています。そしてとうとう「わはははははは!」王様とフラムが笑い声を上げたことで、私たちも笑ってしまう。
「なんですの急に? 何が可笑しいんですの?」
「髪です! アイル、あなた、髪の毛が面白いことになっています!」
私にそう言われて、アイルは自分の髪を触り、「なんですのコレぇぇぇーーーー!」絶叫。レヴィの雷撃の影響を受けてしまったのか、アイルのストレートヘアがハリネズミのようにボッサボサに。お腹を抱えて大笑いのキリエと王様とフラム。口を押えて笑い声を上げるのを我慢するシュテル。そんな中で、ユーリとレヴィの訓練も終了したようで。
「本気を出し過ぎです、レヴィ! すっごいビリビリします!」
「だって、負けたくないんだもん! それなのに負けたぁ〜〜! 悔しい〜〜! もーいっかい! もーいっかい! もうい――」
「レヴィぃぃぃーーーー! あなたの次の相手は・・・この私ですわよぉぉぉーーーーーッ!!」
アイルが急上昇してレヴィに突っ込んで行きました。髪も直さず、ボサボサのままで。するとユーリとレヴィも「あはははははは!」大きな笑い声を上げる。アイルは「笑いことじゃありませんわよ、馬鹿! 絶対に許しませんわよ!」そう怒鳴って、レヴィと追いかけっこを始めてしまいました。
「盟主! 次は私と一槍、お願いするであります!」
「あ、はいっ! フラムとは近接戦でお願いします!」
この数年で会得した飛行魔法アンピプテラを発動したフラムの背中からは3対の炎の羽が展開されました。そしてフラムは、大空へと飛び上がりました。そして始まるユーリとフラムの近接戦闘訓練。近接戦だけを見れば、おそらくマテリアル最強でしょう。一番の勉強家で努力家ですから。それでも魔力量の差が、フラムを苦しめます。マテリアルで一番魔力量が少ないのがフラムですから。
「ぅく・・・! ま、参ったであります、ユーリ」
「フラム。ありがとうございました! シュテルとは別方向で勉強になります。また、訓練に付き合って頂けますか?」
「もちろんでありますよ!」
降下してくるフラムを見守っていると、「よし。今度はわたしと一本どう? ユーリぃー!」右に左にと肩を回すキリエがそう挑戦宣告。ユーリは「お願いします」快く承諾。そうしてキリエはユーリの居る高度へと飛んで行きました。
「次は王様、行きます?」
「無駄な戦いなどで消耗したくないわ。次は貴様が行け、赤毛」
「そうですか」
そうは言ってもうずうずしているのはお見通しですよ、王様。さてさて。レヴィとアイルの鬼ごっこはどうなっているでしょうか。
「ヴァリアントザッパー、エネルギー満タン! 消耗部品の交換も完了のオールオ
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