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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos56輝ける希望を手に/明日への旅立ち〜End of Destiny~
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。そやけど『私は嫌だ、受けないぞ』ドクターはあくまで反対のようや。ウーノさんが指をパチンと鳴らすと、ドクターが『くぺっ?』そんな奇妙な声を画面外で漏らした。
『一瞬で意識を落とせたな。流石トーレだ』
『・・・気は引けたが、歴史改変などあってはならないからな。ドクターには申し訳ないが、記憶封鎖が終わるまで眠っていてもらおう』
チンクとトーレさんのやり取りが聞こえてきた。どうやらトーレさんが何かしらの方法でドクターを眠らせたようや。なんや申し訳ない気持ちが。元々はこちらの事情で巻き込んだようなものやのに。まぁとにかく、ドクター達も記憶封鎖を受けてくれるってことで安心や。
「ところでみんなは、元に時代にちゃんと帰ることが出来るの?」
シャルちゃんがそう確認すると、「はい。間違いなくですよ。私たちが帰る際、必ずお連れします」アミタさんが安心できる答えを言うてくれた。続けて「王様とユーリが、手伝ってくれることになったから。ちゃんと戻れるわよ、きっと」キリエさんがそう言うたその時。
「オイッスー! 戻ってきたぞ、オリジナルー!」
「レヴィ!」
「ご無沙汰です、なのは、みなさん」
「シュテル!」
「戻ってきたであります!」
「フラム!」
「室内とは言え、やはり外の解放感は素晴らしいですわね」
「アイルちゃん!」
「ふん。子鴉共の顔を見た途端、気分は急降下だがな」
「んで、王さまは相変わらず毒舌と・・・」
レクリエーションルームにやって来たのはマテリアル達と、「どうも・・・」小さくお辞儀して挨拶したユーリやった。わたしらはそんなユーリ達のところへ集合する。と、「ええい、集まるでない、暑苦しい!」王さまが怒鳴ってきたから、「まあまあ」わたしは落ち着くよう宥める。
「良かった、みんな戻って来られたんだね」
「ちょーヨユーOK!」
「ユーリが力を貸してくれましたから」
「盟主のおかげで、予想以上に速く再起動を果たせましたわ」
「流石、我らの紫天の盟主でありますな!」
シャルちゃんにそう返すシュテル達。そんで最後に、「あの、改めて、ユーリ・エーベルヴァイン、です」ユーリがちょうおどおどした感じで自己紹介。なんやろ、人見知りなんかな。今までのユーリとは正反対な感じや。
「本当にありがとうございました、皆さん。私を止めていただいて、本当に・・・」
深々と頭を下げるユーリに、わたしらは気にせんように、って返す。泣いてる子を助けるのも管理局員として、人として当然やからな。ほのぼの空気の中「さて」王さまがコホンと咳払いを1つ。
「状況もひと段落したところで、ぼちぼちうぬらを皆殺し、この世界の塵芥どもに我が、我らが恐怖を撒き散らして恐れ戦かせよう
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