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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos56輝ける希望を手に/明日への旅立ち〜End of Destiny~
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すると、「はい。そこまで封鎖してしまうと、逆に思い出しやすくなるかもしれませんので」ってアミタさんが答えてくれた。記憶の封鎖後、アミタさんとキリエさんは、未来からやのうて管理外世界から来た、ってことになるそうや。
「そういうわけで、同じく未来組の皆さん、過去の記憶封鎖を行った方が良いかと。この先の未来に影響を与えてしまうかもしれないので」
「うぅ。残念だけど、歴史が変わらないために・・・」
「はい。記憶の封鎖、お受けします」
「俺も。死にたくないし」
「私も受けます。トーマに会えないなんて辛いもん」
ヴィヴィオちゃん達も納得した。と、「それならドクターやティファレト先生の治療データも残してはダメなんじゃないか?」ってルシル君が言うた。そんでクロノ君が「そうなるか。まぁ、どうせ持っていてもロストロギア扱いになるだろうから、書類作業の手間が増えるんだ。破棄しよう」ってルシル君に同意した。
「そんじゃわたしから連絡を入れるよ。でもなー、ティファは素直に応じてくれそうだけど、ドクターはどうだろう・・・?」
シャルちゃんが苦笑しながら、まずは医務室に居るティファ先生に連絡。事情を説明すると、『判りました。記憶封鎖とデータ破棄に了承します』って頷いてくれた。次にドクターや。第零技術部に通信を入れると・・・
『はい、こちら第零技術部。まあ騎士イリス。少し振りです』
ドクターの秘書のウーノさんが出てくれた。そんでウーノさんにも事情を話してると、『嫌だ』そんな声がモニター画面外から聞こえた。ウーノさんの隣に姿を見せるドクター、ジェイル・スカリエッティさん。すると視界の端のヴィヴィオちゃんが「っ!」息を呑んだんが判った。そんでなんでかドクターに頭を下げた。なんか未来であったんやろか。
『アミティエ・フリーリアン、キリエ・フローリアン両嬢のデータと、彼女たちに関する記憶の封鎖? すまないがお断りする。彼女たちのデータは必ず今後に役立てられる! それを破棄? 一科学者としてそんな冒涜など――』
『アミティエちゃんとキリエちゃんのデータ、消したわよん♪』
『なぬっ!?』
『ナイス働きです、クアットロ』
画面外から聞こえてきたクアットロさんとドゥーエさんの声。ドクターが画面外に出てって『クアットロ!? ドゥーエ!? いつの間に! いや、それより本当にデータを・・・ああ! 本当に消えているじゃないか!』そんな悲鳴を上げた。
『記憶封鎖の件もお受けします。これよりアースラにお伺いしますので、リンディ提督に乗艦許可を』
「ああ、僕が伝えておく」
クロノ君が席を立って、離れたところでブリッジに居るリンディさんに通信を繋げて、「オーケーだ。いつでも来てほしい」ウーノさんにOKサインを出した
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