暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos56輝ける希望を手に/明日への旅立ち〜End of Destiny~
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たしはトーマ君とリリィさんに手を振ってみる。

「「おはようございます、八神司令!」」

すると2人は慌ててソファから立ち上がってビシッと敬礼。うん、すまんことをしたって罪悪感。疲れで休んでるところを邪魔してもうた。合掌して「休んでるとこごめんなー!」謝る。ソファに座り直した2人にもう一度謝っとこ。

「あ、みんな、揃ってるね」

「俺たちが最後だったか」

「おはようございます、はやてちゃん、みんな」

わたしらも席に着いてすぐ。ルシル君、シャマル、シャルちゃん、クロノ君がやって来た。ルシル君とシャルちゃん、シャマルとクロノ君を迎えに行ってたんやな。4人もわたしらの近い席に着いたところで、「皆さんに大事なお話があります」アミタさんが1人立ち上って、話を切り出した。

「博士から私たちに厳命されていることがあります。現地の人が未来の情報を知ってしまった場合、出来る限り未来に関わってくる記憶を封鎖するように、と」

なんとなく感づいてたわたしらからは反対意見は出えへんかった。

「ま、寂しいかも知れないけど、知ってしまったことで未来が変わる――タイムパラドックスが起きるのはみんなも嫌でしょ? なのはちゃんで言うと、未来を知っている所為で、ヴィヴィオちゃんと親子にならない可能性も生まれちゃうし」

キリエさんがそう言うと、「そんなの嫌ですぅー!」なのはちゃんとヴィヴィオちゃんの声がハモった。

「はやてさんも、フォルセティ君と親子にならない可能性も生まれるかもしれません」

「う〜ん、なのはちゃん達みたくフォルセティ君とは会うてないから実感は湧かへんけど、やっぱり嫌やな〜」

未来の家族が居らんくなるのは寂しい。シャルちゃんをチラッと見ると、ただ無言で紅茶を飲んでた。余裕・・・とゆうよりはフォルセティ君は諦めたけど、ルシル君は諦めてへんって感じやな、って感じ取れる。

「トーマ君やリリィちゃんもそうね。かなりの奇跡的確率で生き残れたってことみたいだし、ちょっとしたことがきっかけで、2人ともバッドエンド〜、みたいな?」

「軽っ!? なんて軽い言い方! 言い方の反面それ、本気で困りますから!」

「私もそんなの絶対に嫌ですー!」

キリエさんの発言にトーマ君とリリィさんが叫んだ。わたしらと違って生死に関わってくることみたいやから、それはもう必死や。

「はい。ですから皆さんから、時間移動という出来事が存在した、という箇所だけど、封鎖させて頂きます」

「わたし達や王様たちと出会って、戦いがあったこと、その辺りについて消しちゃうといろいろ問題が起きちゃうかもしれないから、時間移動に関しての事だけね」

とゆうことは、「事件そのもののことについては忘れないってことでええんですか?」って確認
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