暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos56輝ける希望を手に/明日への旅立ち〜End of Destiny~
[11/12]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
「私、もっとシュテルとお話ししたかった。それに、また闘うって約束もあったし・・・」
「私もですよ、なのは。約束は、そうですね・・・。またいつかきっと。そういうことで取って置きましょう。永遠に会えない、というわけでもないでしょうから」
「レヴィ、寂しくなるね」
「ちょっとはな。でもま、こっちに居る間も、それなりに楽しかったから、ボクはそれでオーケーにしとこうって思う。こっちに残っても、窮屈か退屈かの二択になりそうだし。それだとつまらないから!」
「・・・うん。そうだね。レヴィは、元気に翔け回ってる方がらしいもんね」
「アリサ。私との引き分けた決闘、いずれ決着を付けてやるであります! それまでさらに強くなっているでありますよ! それに、そこでふんぞり返ってる紅の鉄騎! 次に会ったら、今度こそ私が勝つであります!」
「上等よ。あんたも腕を磨いておきなさいよ。今度は逃がさないんだから」
「おう! 待っていてやるよ。そんでまたボコにしてやるからな!」
「アイルちゃん・・・」
「私はディアーチェと同じで、オリジナルと仲良し小好しするつもりはありませんわよ。・・・でも、これが最後であると言うのであれば、握手に応じるのもやぶさかではありませんわ」
「我としてはもう貴様と会うことがないと思うだけで清々するがな」
「王さま、ひどいぃ〜。もうちょっと優しくしてくれてもバチは当たらへんと思うよ?」
「当たる当たらんではない。我から話すことなど何もないぞ。貴様のその阿呆面と、気の抜けた喋り方が気に食わん。ゆえに、話したくない」
「やっぱひどいなぁ。ええやん、そんなツンケンせんで。姉妹みたいなもんなんやし」
「ぶはっ!? だ、だだ、誰が姉妹か! 不良小僧にも言われて腹が立ったが、貴様から言われると余計に不愉快だ!」
「なんか俺にも怒りの矛先が向いてね?」
「シッ。トーマ。首を突っ込むと危ないよ」
「ほらほら、お姉ちゃんって呼んで〜♪」
「よーし、いいだろう。表に出ろ。貴様の緩み切った脳みそに、ジャガーノートかエクスカリバーの直撃を食らわしてやるわッ!!」
「おやめください、王」
「無暗に王が暴れると、他の皆さんに多大な迷惑をお掛けしますので」
「そーだよ、王様」
「ここは懐の広さを見せるでありますよ、陛下」
「うぬぬぅぅ・・・ふん! 命拾いしたな!」
他のマテリアル達に止められた王さまは、鼻を鳴らしてわたしに背を向けた。もうこんな漫才みたいなやり取りも出来んくなるんやね。
「あの、改めましてお礼を。皆さん。本当にありがとうございました」
こうして、ほんの少しの間、レクリエーションルームでわたしらは一緒に過ごした後、別れの準備は
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ