暁 〜小説投稿サイト〜
ひねくれヒーロー
棕櫚と錨草
[1/3]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話

棕櫚
「勝利」「不変の友情」


錨草
「あなたを捕らえる」「あなたをつかまえる」「人生の出発」「君を離さない」

********************************************
棕櫚と錨草





油女シュロの物語?こだわる理由?


ん?なんだオレの話なんか聞いても面白みはないよ?

死因とか調べて転生する条件を究明する・・・ねぇ

コンってクソ真面目だね、研究者とか向いてるんじゃないか

まぁ、イカリとの出会いを物語ると思えば楽しいか、じゃぁ聞いてね?




ただの女子高生だった”私”は些細な争いから死に至り、”オレ”となった

きっかけは浮気、トモダチの彼氏と浮気をしたかしていないかで揉めたんだ


確かに?以前はその彼氏さんのことが好きだったよ


そして私はトモダチに”負け”て身を引かざるを得なかった


だからといってしつこく疑うトモダチとの口論はエスカレートしていって・・・最終的に私が全て無視して帰った

その翌日、通学路で待ち伏せされ、どこからか持ち出されたレンガで頭を殴られて・・・死んじゃった


一度目の死、そして二度目の誕生がはじまった


一回目の油女シュロは成績上位でアカデミーを卒業後、うちはフガク、ミコトと班を組み出世し続けた

あるとき”私”は恋をした

君も知ってる原作キャラクター、ネジの父、日向ヒザシに

だけどご存知油女シュロは男だ、また”負け”たんだ


いろんな想い、しがらみから逃げるように戦い続け暗部に入り、人柱力クシナの護衛に選ばれるほどになった

なのにオレは守り切れず、マダラに”負け”たのだ

死なせてはならないと先走った揚句呆気なく死んだ

視界の隅で四代目が時空間忍術を使ったことを確認してそのまま・・・


こうして一回目のシュロは死に、二回目が始まった、三度目の誕生だ

今のオレのことだね

何かがおかしいと気付いたのはいつだったか

同じ世界に転生し直したなら、暗部入りしたシュロの記録があるはず

油女一族の異端児とも言われたシュロを知っている者は多かったはず、しかしそんな存在はいなかった

世界が違うのだと理解した


それから吹っ切れたようにアカデミー生活を満喫中さ


心のどこかにしこりを残しながら、ね

だけどそのしこりはすぐに解れた、イカリとの出会いによって


ある日編入生が来た、戦災孤児でスパイ容疑などが晴れるまで入学できなかったくのいちが来ると聞いた

今でも憶えている

雪のように白い肌、海のような髪と目、彼女の名は志村 イカリ、オレの三回目の恋の相手


誰かが言っ
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ