第2巻
城門破壊からの突撃×エレン対ミラ
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は俺が何とかしよう。城門を排除したら、突撃せよ」
実現不可能なはずなのに、一切反論しない兵達とエレン。疑問も持たないのは、城門を排除可能だと思っているからかもしれん。
「さてと行きますか」
俺は城門へ行き、静かに歩く。城門まで近付いたら側に焚かれている篝火の明かりで、オルミュッツ兵は俺に気付くが遅い。武器を構えるが、俺の方が早い。防御陣地に目線を向けると消滅して行ったので、ここまで近付く事が出来た。そんで城門に来たら手を当てると、一気に消滅させたのだった。城門で構えていた兵士達を銃で射殺してから、それが合図となりエレン率いる兵達は突撃開始した。分厚い鉄の城門を簡単に消滅させたのをきっかけに、俺はエレン達を中に入らせてからそれに続いた。そしたら通信機から通信があった。
『一真さん!一真さんの近くにドウター出現です!』
「何!ドウターだと、そうか。この世界でも現れたか、対処は俺がやっとくからどこに出現するか監視しといてくれ」
『了解です!』
今の声はミレイナだったが、この世界でもドウターが現れたとはな。相手は小型ドウターでタイプゼットンだそうだ、こりゃ早くもこれの出番かもしれないと思った俺であったが今は目の前の事に集中するために城門から中に侵入したエレン達の援護に向かった。城壁で見ていた者にとっては悪夢ような感じだと後程語れたが、壕や柵や壁さえも向いた目線で消滅させていったからだ。死神みたいに見た者を死に至らしめる感じだったと。ちなみに城門は鉄板三枚用意し、その間に分厚い樫の板を挟み込んでいたようだが、俺の消滅魔力に消滅出来る物はないからだ。
ある男は、乱戦の中に身を置きながら、陰鬱な視線をエレンとティグルの背中に送り続けていた。依頼された標的は彼女ではなく、黒髪の男で国の大公をしている者。六人いた仲間が全ていなくなり、自分一人だけになるとそんな事はどうでも良かった。戦姫と神国の大公という巨大な獲物だけに、男は意識を狙いを定め続けていた。男の腕には、鎖の形状をした刺青があった。
プトレマイオス神国大公であるティグルヴルムド=ヴォルンが現れたという報告を城砦奥の司令室で受けた時、リュドミラは驚きをしないまま次の報告を待っていた。あの時ヴォルン大公をあそこまで案内したからだ。そして間をおかずに防御陣地が消滅していき、城門さえもなかった事になっているという状況を聞いたリュドミラは絶句というよりわずかな時間で消滅させたなんて事は神国しか出来ないと思いながら、敵がこの城砦に侵入してきたのでリュドミラも司令室から出た。
「(さすが神国の者ね、わずかな間で防御陣地と城門をない状態にしちゃうんだもの。今はエレオノーラと戦う事だけを集中しないと)」
城門付近にいたオルミュッツ兵は驚愕しながら、こちらへ向かってくるヴ
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