激闘。暗基vsパチュリー&フランドール。そして「超霊力」の暴走。(リョナ注意)
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歯向かうか」
そう暗基が言ったと同時に、暗基の周りを、真っ黒い霊力が渦巻き始める。その霊力の禍々しさに、思わず泣き出しそうになるフランとパチュリー。
本能が語っている。
こいつは、絶対にぶちギレさせてはいけない奴だったんだと。
「う、うぁ、うああああああああああああああああああ!!!」
あまりの恐怖から、レーヴァテインを降り下ろした。それを暗基は、
パシッと。
右手の人差し指と中指で挟んで止めてしまった。それに対して更に恐怖を感じるフラン。
「あ、あ……?」
「わかった。貴様はここで精一杯苦しみ抜いて死にたいのだな?」
「え、え……?」
なにも分からずにいたフランだったが、次の瞬間、
フランは一瞬で吹っ飛ばされた。いや、違う。殴り飛ばされた。
「!!!」
いままでなにもわかっていなかったフランは、たった1つ、思いっきり顔をぶん殴られたという事実だけは理解する事ができた。顔を触ってみると、右の頬が思いっきりひしゃげていた。
「まさかこれで終わりだとは思っていないよなぁ?」
ぶん殴った位置から動かずそう言った暗基。だが暗基は一瞬でフランとの間合いを詰め、またぶん殴った。
「がはっ!?」
「ほらほらぁ!! もっと泣け、もっと苦しめ!!!」
「ひっ……!?」
そしてどんどん殴り続ける暗基。フランが壁にめり込んでも、それでも殴り続けた。
「……、も、もう、ゆる……」
「は? 貴様は何を言っている?」
もうなにもかもぐちゃぐちゃになっているフランが暗基に命乞いをするが、暗基は当然のように突っぱねた。
「貴様にはもう選択の余地などない」
「そんな……!?」
「そんなわけだ。いい加減腹をくくるがいい」
そして暗基は、左腕でフランを鷲掴み、1枚のスペルカードを取り出す。その色は、とても黒かった。
「超霊力……」
「あ、あ、あ……」
暗基はスペルを唱えようとする。すると、暗基の右腕に、霊力が集まりだす。フランはそれから逃げようと必死にもがくが、もうフランに振りほどくだけの力はなかった。
「消え失せろ!! 超霊力『超宇宙大爆発』!!!!!!」
暗基は、右腕を振りかぶり、フランを殴った。
その瞬間、暗基の右腕を中心に、大爆発が発生し、文字どおり全てを破壊した。
爆発が収まった頃には、部屋は跡形もなく粉々になっていた。
「……、ふぅ、防御結界が間に合ってよかったわ……」
その中で、パチュリーが結界を張っていたようで、瓦礫の中からボコッ、という音をならしながら這い出てきた。
「フランを失ったのは、かなりの痛手ね……。
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