激闘。暗基vsパチュリー&フランドール。そして「超霊力」の暴走。(リョナ注意)
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方たちは私たちマガイモノのことを舐め続けるでしょ? だから、ここで一度、私たちのことをなめてもらったら困るんだってことを教えるために、そこのやつらを壊したの」
「そ、そん、な……!?」
「さぁ、次は貴女だよ。小悪魔。おとなしく、壊れちゃえ」
そしてフランは、
グシャァッ!!
同じことを、小悪魔にもした。
「く……、な……、んで……」
そして小悪魔は倒れた。
「あははははは!! 弱い、弱い! 全っ然面白くない!こんなに弱いのによく私たちのことをバカにできるよね? あははははははははははは! ハハハハハハハハハハ!!」
フランは笑う。これまでにないほど、笑う。
暗基は、いま何が起こったのか、しっかりと理解していた。理解こそしていたが、暗基の心と体が、それを受け入れようとはしなかった。暗基の中で、色々なものがぐるぐると渦巻いている。そんな暗基の前に、フランが歩いてきた。
「どう? 大事なものを、守らなきゃいけなかったものを壊される気分は」
「……」
「……、もうおしゃべりするだけの気力もないか」
フランはそう言ったが、違った。暗基の中で、ひとつの事がまとまろうとしていた。
マタ……。
マタ、オレノマエデ。
マタ、オレノマエデ、ナカマガシンダ。
タイセツナヒトガ、シンダ。
オレノ、セイデ……。
オレノ……、セイデ……!
オレノ、セイデ!!!!!!!!
やがてそれがひとつにまとまり、それと同時に、暗基の耳に、ブチン、という音が聞こえ、そこから記憶がなくなった。
「さぁ、最期に言い残す言葉はある?」
フランはレーヴァテインを構える。一薙ぎで目の前の廃人を壊すため。すると、
「は、ハハ、ハハハハハハハハハハ!!!」
目の前の廃人が、笑い出したのである。これにはフラン、そして読書をしていたパチュリーも驚いた。
「ほ、ほんとにおかしくなったのかしら?」
「おかしくなってたっていいじゃない! ほら、早く後始末しなさい」
フランとパチュリーが話していると、暗基は笑いを止めた。そして、こう言い放った。
「……貴様らに選択肢をくれてやる」
「え?」
「は?」
さらに混乱するフランとパチュリー。
「な、何を言っているの? あなた自分の立場分かって言っているの!?」
「1つ。俺に本気で命乞いをし、それでも消されるか。1つ。楽に消されるか」
「こ、こいつほんとにおかしいよ!!?」
「1つ。精一杯苦しんで消されるか。そして、勝てないとわかっていても敢えて俺に
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