激闘。暗基vsパチュリー&フランドール。そして「超霊力」の暴走。(リョナ注意)
[5/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
たよ〜?」
「……、その場面想像してみたけどそれすごくクレイジーだな」
「まぁ、私たちにとっては余裕だったわ。ところで、私たちは何をすればいいかしら?」
「とりあえずそこで暇してそうなパチュリーのマガイモノでも相手してやってくれ」
「わかったわ」
「了解です」
そして咲夜と美鈴は浮きながら本を読んでいるパチュリーに対して戦闘の構えをとる。
それに対してパチュリーは、気怠そうに読んでいた本を閉じると、
「あら、私の出番かしら?」
そういって魔法でも唱えそうな構えをとる。しかし。
「パチュリー、私に任せてもらえる?」
パチュリーに対して、フランが言った。
「私ね、まだ遊び足りないんだよね。いろんなもので遊びたいから私がやるよ。いいよね?」
「……だそうだから、私はまた本を読むことにするわ。フラン、あとはよろしく」
「ありがと」
そういうとパチュリーはまた本を開き、読み始めてしまった。
「ずいぶんとなめられたものね、私たちは」
「関係ありませんよ。叩き潰すまでです!!」
咲夜がため息をつき、美鈴が意気込むと同時。
グシャァッ!!!
肉を貫くような、汚い音が聞こえた。その音は、
「が……!?」
「う、ぐ……!?」
「うふふふふ……!!!」
「さ、さく、や……? めい、りん……!?」
「え……!?」
フランのマガイモノの腕が、十六夜咲夜と紅美鈴の、はらわたを貫いた音だった。
二人の体からは止まることなく鮮血があふれ出てくる。フランは狂気の笑みを浮かべつつ、咲夜と美鈴の体から腕を抜く。そこから、グチョッ、という音が鳴り、それと同時に咲夜と美鈴は崩れ落ちた。小悪魔は目の前で起こったことに一瞬固まってしまったが、すぐに我に返ると、青ざめた顔で咲夜と美鈴のところにしゃがみこんだ。
「咲夜さん!!!! 美鈴さん!!!! 目を覚まして!! お願い!!!!」
必死になって小悪魔が叫ぶが、二人が目を覚ますわけもなく。
「うふふ、怒ったでしょ〜?」
それに対してフランが本当に馬鹿にするように暗基、小悪魔にいう。
「……、どうして」
小悪魔がつぶやき、目に涙をためながら叫んだ。
「どうしてこんなことするんですか!!!!? 私たちがあなた達にいったい何をしたっていうんですか!!!!?」
精一杯叫ぶ。それしか出来ないから。だがそれに対して返ってきた返事は。
「え〜? 楽しみたいからだよ〜」
さらりと。
こんなにもさらりと。
自分がただ楽しみたいからだと、フランは、さらりと、言った。さらにフランは続ける。
「それに、こうでもしないと、貴
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ