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東方大冒録
激闘。暗基vsパチュリー&フランドール。そして「超霊力」の暴走。(リョナ注意)
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おぞましい霊力に、思わず咲夜と美鈴は一歩後ろに下がってしまう。

「……、すごく不吉な気分にさせられるわね……」
「正直、こんな気にさらされると逃げ帰りたくなりますね」
「私は何も感じないですけど、この際何も言ってられません。行きましょう、咲夜さん、美鈴さん」
「そうね。行きましょう」

3人は、中に入っていった。



































暗基とフランは、激戦を繰り広げていた。

「うおおおおおああああ!!!」
「あははははははははは!!! いいよ、いいよ!! もっと楽しませて!!!」

フランが撃ってくる弾幕を、ありとあらゆる方法で暗基は弾き返していった。
正面に飛んでくる弾はインファイトで弾き返し。
不意を突いてくる弾はファンネルで打ち消し。
どうやっても避けられなさそうな弾は煌景『世界三大夜景の灯』を使って掻き消し。
そして隙あれば夢想封印「妖」、マスタースパーク「白暗裁判」、霊塞『ソウル・フォートレス』のカウンター弾、そして新しく思いついた幻幽『ジャック・ザ・ルドビレ「(めつ)」』で攻撃。
まさにありとあらゆる方法で迎撃を行っていた。
そしてフランも、禁忌「レーヴァテイン」をはじめ、自分の持つすべてのスペルで暗基を壊そうと遊んでいた。その様子はまさに、「遊んでいた」。まるで、必死になって抵抗している暗基をひねりつぶすことなど容易いとでも言っているかのように。

「はぁ、はぁ、はぁ、元気なことで何よりだよちくしょうが!!」
「それって褒めてくれてるの? うれしいなー!」
「あぁ、褒めてやってもいい!! 元気だし、強い!!」
「そんなに褒めたってなにも出ないよ! あなたの肉片を出すくらいならできるけどね!」
「それは勘弁願いたいな!」

軽口を叩く暗基と、それに無邪気に答えるフラン。暗基はつくづく感心した。よくもまぁここまで余裕を見せてくれるものだと。すると、入り口の方から物音、いや、足音が聞こえてきた。きっとこれは。

「へっ、みんな来たか!」

暗基が声をあげると、フランは唐突に攻撃を止めた。

「……お仲間さんが揃ったみたいだね」

その声と共に、3人が入ってきた。

「お待たせしましたぁ!!」
「零、お待たせ」
「わ、私も一緒にいますからね!!」
「おぉ、小悪魔も一緒にいたのか!」

暗基は小悪魔も連れてきた咲夜、美鈴に話しかける。咲夜と美鈴はものすごく不機嫌そうな顔をしていた。それもそうだろう。この禍々しい霊力にあてられたら、嫌でも不機嫌になる。

「しかしよくもまぁあんな大勢切り抜けられたなー」
「みんな雑魚過ぎてお話になりませんでし
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