激闘。暗基vsパチュリー&フランドール。そして「超霊力」の暴走。(リョナ注意)
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んないけど、禁弾『カタディオブトリック』!」
パチュリー達も負けじと自分達のスペルを放つが、暗基のスペルはそれらを全てかき消していき、パチュリー達に向かって飛んでいく。
「なっ、私達のスペルが!?」
「感謝するぜフランのマガイモノ! お前達のお陰でこんなに強い弾幕になったんだからな!!」
「えっ、私たちの……? レーヴァテインが!?」
「あぁ。この霊塞『ソウル・フォートレス』は、相手の弾幕が強いほど強くなるからな! さぁ、食らいやがれ!!」
そして、暗基の放った多数のカウンター弾が、パチュリー達に襲いかかり、爆音と共に砂煙を上げた。
「…………、くそ、まだか…………」
暗基はやっぱりかとでも言いたそうにそう言った。
そして砂煙が晴れ、パチュリーとフランのマガイモノ達は、倒れていなかった。それぞれのその手には、ボロボロになってしまった、フランの分身が掴まれていた。分身を盾にしたのだろう。
「うん。やっぱり分身って便利だよ」
「助かったわフラン。ありがとう」
「どういたしまして。さてと、パチュリー飽きたんでしょ? だったら私にまかせてくれる? 遊びたくなっちゃった」
「えぇ、いいわよ。思う存分遊んできなさい」
「やった!」
暗基は思う。この会話を本物がしているのなら喜んで遊んであげたのだが、どうしてマガイモノなのだろう、と。だがそんなことを考えている暇はない。
「さてと。一緒に遊びましょう? お兄さん?」
「……、望むところだ」
暗基はスペルカードを取り出した。
その頃、美鈴と咲夜の二人は、暗基とパチュリーのマガイモノを探すため、全速力で走っていた。探すためとはいっても、場所の見当はついていた。
「やっぱりです。結界がなくなっています」
「急ぎましょう。ほら、小悪魔も急いで」
「待ってくださいよ〜! 私今力が入らなくてまともに走れないんですよ〜!!」
先ほどほったらかしにしてしまっていた小悪魔を連れ、フラン、そして今暗基とパチュリーのマガイモノがいるであろう、フランをかつて閉じ込めていた地下の部屋へ3人は走る。
「それにしても、これだけ気味の悪い気が周りを覆っているのに、何もないのも変ね」
「まったくですね。でも、罠かもしれません。警戒するに越したことはありませんね」
「すみません。私まったくわからないです……」
「……、ひょっとすると、零の能力の加護を受けていないからかもしれないから、気にしなくてもいいわ」
「うぅ、なんでしょうかこの仲間はずれな感じ……」
そして3人は部屋の前までやってきた。そこから発せられる
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