暁 〜小説投稿サイト〜
東方大冒録
激闘。暗基vsパチュリー&フランドール。そして「超霊力」の暴走。(リョナ注意)
[2/10]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
』!!」

すると、暗基が展開していたファンネルが消滅し、代わりに暗基の体を、万物を受け付けない青白い霊力の鎧が纏った。避けられないのなら、強引に受け止めるまで。そう考えた上でのこの判断を下したのだ。
しかし、パチュリーは暗基の顔を見てバカにするような笑みを見せたあと、フランに指示をした。

「フラン! レーヴァテインを叩きつけてやりなさい!!」
「オッケー!」

フランはそれに対して返事をすると、つい先ほど本物が封印されているレーヴァテインを持つ。それを見て、フランの分身たちも自らのレーヴァテインを構える。そして、フランはスペルを宣言する。

「禁忌『レーヴァテイン』!」

そして自分達の得物を、暗基に叩きつけてきた。それを暗基はソウル・フォートレスで強引に受け止めた。が、

「ぐっ!? がぁぁぁぁああああ!!?」

レーヴァテインを受け止めたものの、チルノ達の攻撃を受け止めたときとは比べ物になら無い痛みに襲われた。極限までダメージを減らすこのスペルでも、身体が引き裂かれそうな痛みに暗基は膝をついてしまう。

「わー、すごいのね! 私の力を受けてもまだ壊れてない!」
「くっ……、はぁ、はぁ……」
「ふふっ、無様ね。どう? 頼りのスペルを踏みにじられた気分は?」
「はぁ、あぁ、最悪だよ」

パチュリーの言葉に皮肉を込めて返す。だがこうして皮肉を言ったところで暗基が圧倒的に不利であることには変わり無い。さて、どうしたものかと考えるふりをする(・・・・・)

「じゃ、もう私は貴方と戦うの飽きたから。フラン、貴女は?」
「うーん、壊れないのは確かにすごいし、楽しいけど、今は壊れてくれたほうがいいから、もう飽きたってことでいいや」
「ふふっ、分かったわ。そういうわけだから、死んで?」

しかし目の前のマガイモノ達は、考える余裕も与えないように、次の攻撃を放とうとする。しかしそれは、先ほどまでのスペル、弾幕とは違い、明らかにパワーが違った。どうやらパチュリー達はこの一撃ですべて決めるつもりのようだ。だがしかし。

「へっ、お前らひとつ大事な事を忘れちゃいないか?」
「なにかしら?」
「おれさ、まだスペル唱え終わってないんだぜ?」
「……、あっ!?」
「ん、どうしたの?」

暗基の言葉に顔を青ざめるパチュリーと、何なのかよくわかっていないフラン。それに対し、暗基はニヤリ、と笑うと、大きく息を吸い、吼えた。

「ダメージ! 解放!!」

吼えると同時に青白い鎧が解除され、そしてえげつない量の弾幕を展開し、そして一斉にパチュリーとフランへ向けて発射した。ソウル・フォートレスはダメージを解放するまでがひとつのスペルである。

「くっ! 火水木金土符『賢者の石』!!」
「なんかよくわか
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ