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東方大冒録
激闘。暗基vsパチュリー&フランドール。そして「超霊力」の暴走。(リョナ注意)
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フランがマガイモノになってしまったその頃。大図書館の大掃除を受け持った美鈴と咲夜はというと。

「あははははははは!!!」
「あははははははは!!!」

破壊兵器になっていた。
何が2人をそうさせたのか。それはあまりにも弱すぎたメイド妖精のマガイモノたちである。人数が人数だったため、せめて500人位はまともに戦える者がいるのかと思っていたら、6000人揃ってなにも出来ない雑魚だった。それに対して2人は心底ガッカリし、そして怒りが込み上げ、この有り様である。ちなみに、暗基がここを離れてまだ8分しか経っていなかったがすでに2人合わせて5500人を倒してしまっていた。美鈴や咲夜に疲れの様子は全く見えていない。むしろ疲れさせて欲しいと思っているほどであった。
残った500人も1分で蹴散らしてしまい、大図書館はマガイモノの山が10ほど出来上がっていた。

「ふぅ、一丁上がりです」
「拍子抜けね。こんなやつらで時間を稼ぐつもりだったとわね」
「まったくです、と言いたいところなんですが、咲夜さん、私今不安なことがありましてですね……」
「あら、なにかしら?」

美鈴が唐突に不安なことがあると言い始めた。何がどう不安なのか咲夜は美鈴に聞く。すると、美鈴の口から、仮にそうだとしたら、まんまとはめられたと言わざるを得ない言葉を聞いた。

「私達二人がここを受け持つことも、マガイモノたちには計画の内だった、なんてことはありませんよね?」
「!!?」











「なるほど。だからあれだけのメイド妖精のマガイモノを作り出したわけか」
「その通り。今までに貴方が戦ってきたマガイモノたちからデータをいただいたのだけど、貴方はまるで戦闘には慣れていない。しかし貴方はその能力から私達と戦うための最後の切り札とされている……」
「だから隔離させておれだけを潰そうってか……。考えるじゃねぇか」
「誉め言葉と受け取っておくわ」

暗基零。パチュリー・ノーレッジ。この2人、とても冷静に会話をしているが、状況は全く冷静でいられるものではない。暗基はソウル・ファンネルで、パチュリーは自らの魔法で、そしてフランは禁忌『フォーオブアカインド』によって4人に分裂し、自らの弾幕を撃ちまくる。まさに入り込む隙が全く無い状態で戦っていた。だがしかし。戦っていたというにはあまりにも、状況は暗基の劣勢一方だった。2(5)対1というのは、それこそ戦闘慣れしていない暗基にはつらいものだった。そもそも弾幕の絶対量が違うのだ。攻めるどころか、守ることすらままならない。

「くそ、ファンネルだけじゃやっぱり無理があるか……。仕方ない!」

そう叫ぶと同時に暗基はスペルカードをとりだし、スペルを宣言する。

「霊塞『ソウル・フォートレス
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