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インフィニット・ストラトス ―蒼炎の大鴉―
臨海学校初日
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賑やかなバスの中で、ウォークマンを着けた俺は寝ていた。

多少うるさくても音楽を聞いていれば割りと寝れる。ちなみに俺が流しているのはロボットアニメOP.ED曲集だ。昭和、平成問わず気に入ったロボットアニメの曲が入っている。

「そろそろ目的地に着く。全員ちゃんと席に座れ」

その声で俺は目を覚ます。

ほどなくして目的地に着いたときには完全に覚醒していた。

4台のバスが止まり、各車両から1年生がぞろぞろ出てきて整列した。

「それでは、ここが今日から3日間お世話になる花月荘だ。全員、従業員の仕事を増やさないように注意しろ」

「よろしくお願いしまーす」

全員の挨拶

「はい、こちらこそ。今年の1年生も元気があってよろしいですね」

女将が返してくる。

「あら、こちらが噂の…?」

「ええ、まあ。今年は2人男子がいるせいで浴槽分けが難しくなってしまって申し訳ありません」

「いえいえ、そんな。それに、いい男の子たちじゃありませんか。しっかりしてそうな感じを受けますよ」

「黒鉄和也です。よろしくお願いします」

「感じがするだけですよ。お前も挨拶をしろ、馬鹿者」

織斑が頭を押さえられる。

「お、織斑一夏です。よろしくお願いします」

「ご丁寧にどうも。清洲景子です」

「不出来の弟や自分勝手な御曹司でご迷惑をおかけします」

ひでぇ…。そこまで言わなくても

「それじゃあみなさん、お部屋にどうぞ。海に行かれる方は別館で着替えられるようになっていますから、そちらをご利用なさってくださいな。場所がわからなければいつでも従業員に訊いてくださいまし」

はーいと答えて、女子たちは各々の部屋に入っていく。

「そういえば俺の部屋は?」

「お前は個室だ。お前なら容易に女子を入れないだろうからこうした」

「俺はってことは織斑はどうなんです?」

「あいつの場合は女子が押し寄せるから私との相部屋だ」

「なるほど」

「お前は教員区画の一番端だ」

「わかりました」

俺は自分の部屋に行く。

部屋は1人で使うには広かった。とりあえず荷物を置く。

さて、これからどうするか

俺は暑いのが苦手だ。正直なところ、出たくない。よし、勉強しよう。受験生に遊ぶ時間などないのだ。

勉強道具を取り出していざ勉強しようとすると織斑先生が入ってきた。

「勉強熱心なのは関心するが、こういう時くらいはコミュニケーションをとれ」

「いや、俺暑いの苦手なんで…」

「いいな?」

ヤバい。従わないと殴られる。

「…わかりました」

とりあえず海パンと以前遊びで作った狙撃用大型水鉄砲とタンクを持ち出す。バッテリーは充電済み
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