暁 〜小説投稿サイト〜
聖魔弾の銃剣龍神皇帝と戦姫
第2巻
テナルディエの策略
[1/5]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
ライトメリッツの公宮に戻ってきてから、エレンとリムは書類との格闘をしていた。戻ってきたら即神国と共にブリューヌへ兵を動かす気だったそうだが、思わぬ報告を受けてそうもいかなくなったからだ。

「オルミュッツ兵が国境付近に集まっている?」

そう報告をしたのは、エレンの命を受けてオルミュッツ方面を警戒していた兵からだった。俺はすぐにでも神国へ戻れるので、戻っていた。その話は無人偵察機から聞こえた会話である。俺はというと鍛錬場にて、銃の調整をしていた。いつ敵が来てもおかしくないように、動く的や1キロある的を狙撃銃で撃ったりと鍛錬していた。

「はい。数はおよそ二千程、冬に備えた訓練という事です」

「リュドミラはいるのか?」

「偵察に出た兵の多くが、その姿を確認しております」

俺とエレンは思ったが、牽制だなと思った。恐らくテナルディエ公爵の使者からで、プトレマイオスと共にブリューヌを攻めるとライトメリッツを攻めそうだなと俺はそう思った。

「隊長、狙撃中失礼します。オージュ子爵から手紙を預かったとヴォージュ山脈を警戒していた夜叉達が来ました。手紙を預かるとすぐにヴォージュ山脈に戻って行きました」

「ご苦労さん、やはりヴォージュ山脈に仕掛けて正解だったな。何々・・・・『ヴォージュ山脈を越えようとしていた怪しげな旅人を夜叉達が確保した後に、取り調べをした結果奇妙な手紙を所持していたのでこの手紙と共に送る』奇妙な手紙だと?」

俺は狙撃小屋から出た後に、屋敷に戻った。そして奇妙な手紙を読んだ後にすぐにライトメリッツに向かうと言ってから、俺はバイクでライトメリッツへ向かった。城門には顔見知りの門番だったのですぐに通してもらった。バイクは城門前で空間に入れたけど。盗賊団掃討後に、夜叉達を光らせていたからその網に見事にかかった訳だ。ちなみに夜叉達の指示をするように、神国にいる隊員達を派遣したので、夜叉達の指示を与えていた。公宮に到着すると、奇妙な手紙を読みながらエレンがいる執務室に向かったが、社交辞令を取り去るとこのように書いてあった。

『エレオノーラが兵を率いてプトレマイオス神国と共にブリューヌへ向かったら、当初の計画通り、手薄になったライトメリッツをただちに攻めてほしい』

こう書かれていたのを読み終わると執務室に到着した俺だった。ノックをして入ると予想通り書類の山を格闘戦していたが、俺が入ると神国に戻ったはずの俺がいた事により手を止めようとしたが用件はリムに伝えてからエレンはこう言った。

「モルザイムで討った息子はティグルの言う通りバカだったが、その父親はなかなかの曲者のようだ」

「まあザイアンはただのバカだが、その父親であるテナルディエ公爵は色々と計略を練る男だ。今頃息子のザイアンを討ち取られたからとても
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ