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インフィニット・ストラトス ―蒼炎の大鴉―
学年別トーナメント
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し、ここで零落白夜が消失。受けたダメージが大きかったか…。

そこにプラズマ手刀を展開したボーデヴィッヒが切りかかる。とどめをさすつもりだろう。デュノアが援護に入るが、ワイヤーで止められる。

そしてプラズマ手刀が命中、白式とともに織斑は床へと落ちる。それでもまだ稼働状態ではあるのだろう。ボーデヴィッヒはさらに追撃をする。

しかし、デュノアがイグニッション・ブーストで突撃、データになかったのかボーデヴィッヒが一瞬狼狽する。それでも、ボーデヴィッヒはデュノアをAICで止めた。

しかし、このときボーデヴィッヒは無防備だった。

そんなボーデヴィッヒに銃弾が浴びせられる。織斑がデュノアが落としたアサルトライフルを拾って撃ったのだ。

体勢を崩すボーデヴィッヒ。そこにデュノアが接近、そして第二世代型最高の攻撃力を有する近接武器[グレー・スケール]こと69口径パイルバンカーが叩き付けられた。そしてさらに2発、機体から紫電が走り、強制解除の兆候をみせるが、突如異変が起きた。

泥のような黒い物体がボーデヴィッヒもろとも機体を飲み込み、全く別の姿に変える。それはさながら泥人形のようだ。

「まさか、ヴァルキリー・トレース・システムか…。なんてものを…」

「…………」

簪は無言だ。彼女とて初めて見たのだろう。アラスカ条約で禁止されたものだ。むしろ見たことのある方が異常だ。俺だって知識でしかその存在を知らない。

泥人形の突撃、斬撃で織斑は弾き飛ばされ白式は解除される。

退避のアナウンスが流れるが、織斑は引かない。

そして織斑はデュノアからエネルギーを受け取り(どうやったのかはわからない)雪片弐型と腕部だけを展開、泥人形に切りかかる。

泥人形から降り下ろされる斬撃を横凪ぎで防ぎ、続いて袈裟斬りを当てる。泥人形の切り口からボーデヴィッヒが崩れるように倒れ、出てくる。

織斑はボーデヴィッヒを抱えて何かを呟いていた。

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