第二十九話 哀しみの叫び、蒼穹の空に響く
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かぶった
ニュー「ま、まって!!」
とここでニューから通信が入った
ニュー「お…おねがい…あたし…まだ…死にたくない…だから…助けて…」
恐怖に怯えたその声は最早先程の狂喜さは無かった
ジルベール「お前が撃ったシャトルの避難民は…みんな……そう言っていたんだよ」
ニュー「…っ!!」
ジルベール「お前は!多くの人を!!罪もな人々を殺したんだ!!!…お前は!ここで…!!!」
ニュー「おねがい…いやっ…助けて…いやああああああああああああああああああああああああああ」
ジルベール「がああああああああああああああああっ!!!」
ザシュッッ!!!
ニュー「ぐぼっ…!!!」
巨大なランスロットの刃がブラッディ・ルージュのコックピットを貫き、ニューは血を吐いてし死亡した
しかし
ジルベール「あああああっ!!!(バキャアッ!!!)があああああっ!!!(グチャアッ!!!)」
怒りをぶつけるように、何度もコックピットに剣を突き立てるジルベール、ランスロットの刃がニューの血で赤く染まっていた
そして何度か突き立てた後、ジルベールはコックピットを降りた
そして、墜落したシャトルの側に行き、その残骸に手を添えた
アルティナ「ジル!!!」
後ろからアルティナがジルベールの側にやって来た
ジルベール「…う……ううっ…」
アルティナ「ジル……」
ジルベールは泣いていた…
彼は護れなかった事を…あの女の子を護れなかった事を…
ジルベール「…ごめんよ……ごめんね……護れなくて……ごめんなさい……」
アルティナ「ジル……ううっ…ぐすっ…ジル……」
アルティナはジルベールの背中に抱き付いた
ジルベール「…っ…ぬああああああああああああああああああああああああぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああぁぁ…」
ジルベールは空に向かって叫んだ
哀しみの叫びは…蒼穹の空に響くだけであった
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