第二十九話 哀しみの叫び、蒼穹の空に響く
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掛け、少しずつであるが装甲を削っていたのだった
ニュー「そ、そんな…あたしが……負ける……そんなの……いやああああああああっ!!!」
ニューは我武者羅にビットとフォトンハンドガンを連射したが、全く当たらない
ニュー「このっ!!!このっ!!!このおっ!!!……な!?」
とそこに場違いな機体が乱入した
ジルベール「避難民のシャトル?なんでこんな所に!?」
そう、避難民のシャトルのルートはなんとジルベールとニューが戦っている所を横断するルートだったのだ…
直線距離で一番近い脱出ルートが丁度ジルベールとニューの戦闘エリアだったのだ
突然目の前に大型のシャトルが通った事で
ニュー「なんで…あたしの前を…」
ニューの怒りが避難民のシャトル向けられた
ニュー「なにも出来ない玩具の癖にぃぃぃぃっ!!!」
ニューは避難民のシャトルに向けて一斉にフォトンビームを放った
ジルベール「な!?や、止めろ!それには!」
ジルベールが制止をするが、怒りで錯乱しているニューには届かない
ニュー「死ねっ!!!死ねっ!!!死ねっ!!!このゴミがああああああああああああああああああっ!!!」
ニューの怒りを込めた赤いフォトンビームが遂に
そのシャトルを貫いてしまった
ジルベール「あ……ああ……そんな…止めろ…」
ジルベールは目の前で起きている事象に哀しみが込み上げた
しかしそんな彼の哀しみを他所に
ニュー「あははははははははははっ!!!死ねっ!!!死ねっ!!!死ねええええええええっ!!!」
残りのルージュ・ビットが無慈悲にビームを放ち、全て貫いていった
そして、シャトルが大爆発をして、墜落した
ジルベール「あ……ああ……」
(青いお兄ちゃん!)
彼の脳裏に、ピンクのワンピースの少女が浮かび出た
笑顔で純粋で、何処か妹のアーシアに似た女の子…
(お兄ちゃんが護ってくれるなら怖くないもん)
そう言って…ジルベールは護ると決めたのに…
ジルベール「俺は……護れなかった……」
彼の目から涙が出てきた
もう哀しみを抑えきれず、何処に哀しみを出して良いのかわからない…もう彼は
ジルベール「ぬああああああああああああああああああああああああぁあああ!!!」
ただ叫ぶしかなかった…
哀しみの叫びはジルベールの全身から絞り出すように吐き出されていくかの様であった
ニュー「全く…あたしのジャマするからこうなるの
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