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魔法少女リリカルなのはStrikers〜誰が為に槍は振るわれる〜
第一章 夢追い人
第4話 探索任務
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ポートから来るはずですので」
「多分、すずかのところに」
「そっかぁ……ちょっと残念」
「また後で会えるから、ね」
「うん、そうね。あ〜はやてとも会うの久しぶり♪ 楽しみだな〜」
瞳を輝かせて楽しそうに笑うアリサに優しい笑顔を向けるなのは達。こうしてみるとどこにでもいる普通の女の子のようだった。
しかし年相応の笑顔もこちらに向き直った時には消え、いつもの管理局を引っ張るエースの顔に戻っていた。
「さて、それでは改めて今回の任務を簡単に説明するよ」
なのはの言葉にFW陣は気合十分といった返事を返す。
「捜索地域はここ、海鳴市市街地全域。反応があったのは、ココとココと、ココ」
「移動してますね」
展開されたスクリーンに離れて表示されたロストロギアの反応に、ティアナが難しい顔をする。
「そう。誰かが持って移動しているのか、独立して動いているのかは分からないけど、」
「対象ロストロギアの危険性は今のところ確認されてない」
「仮にレリックだったとしても、この世界は魔力保有者が限りなく少ないから、暴走の危険性はかなり薄いね」
暴走の危険性が薄いというフェイトの言葉にFW陣の顔がほっとしたように緩む。
「何が起こるか分からないし、場所も市街地。油断せずしっかり捜索していこう」
「では、副隊長たちには後で合流してもらうので」
「先行して出発しちゃおう」
「「「はい!!」」」
普段は静かなFW陣の元気な掛け声が響き、なのはとフェイトの指示の下、各々がロストロギア回収のために動き出した。
こうして海鳴市でのロストロギア回収出張任務は、本格的に幕を開けたのだった。
○●○●○●○●○●○
海鳴市にいくつかある公園の一つ。かつてなのはとフェイトが戦い、そして再会を誓って別れた公園とはまた別の公園で、フェイト、エリオ、キャロ、ラディの4人はサーチャーとセンサーの設置を始めていた。
「すまんな、少し遅れた」
「あ、シグナム」
公園の入り口の方から歩いてきたシグナムに声を掛けられ、フェイトが顔を上げる。
作業を一時中断し話を始めようとしたフェイトに、手でそのまま作業を続けていいと合図しながらシグナムは話しかけた。
「それで、私は何をすればいい? いや、その前に作業はどこまで進んでいるのか、と聞くべきだったか」
自分の仕事の質問を引っ込め作業の進捗を訪ねるシグナムに、フェイトは上機嫌な笑顔を見せながら、それがですねと前置きをして答えた。
「もうほとんど終わっちゃいました♪」
「……なんだと」
フェイトの答えに驚きながらシグナムは腕にはめた腕時計を確認する。
フェイトから先に作業を始めると連絡があってから確かに時間は少し過ぎて
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