暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikers〜誰が為に槍は振るわれる〜
第一章 夢追い人
第4話 探索任務
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に頭を下げる。
 しかし逆に素直すぎたのかなのは達は少し納得がいかない様子だった。
 この状況をどうしたものかと悩むラディ。そこに一つの助け舟が現れる。

「まぁちょっとやり方はアレだったけど、うまく打ち解けることができたみたいだし、結果オーライということで」
「う〜ん、まぁフェイトちゃんがそういうなら」

 フェイトの助け舟に一様に納得したようで、ラディへの非難はそこで収まった。
 そこに低いエンジン音を鳴らしながら一台の車が近づいてくる。

「あ、車」
「この世界にも車ってあったんですね」
「魔法技術がない世界の中ではそこそこ高い方の文化レベルを持ってる世界だからな、ここ」

 こちらに近づいてくる車に意外そうな顔をするスバルとティアナにラディが一応といった感じで説明を入れる。
 そうこうしているうちにすぐ近くまで近づいてきた車はスピードを落とし停車する。
 車のドアが開き中から現れたのは、なのは達と同じくらいの年頃の金色の髪をボブカットにした活発そうな女性。

「なのは、フェイト」
「アリサちゃん」
「アリサ」

 アリサと呼ばれたその女性は駆け寄っていったなのはとフェイトとハイタッチを交わし、楽しそうにおしゃべりを始めた。
 楽しくおしゃべりをする三人の輪に一緒に来ていたリインも加わり、さらに話が盛り上がる。
 その様子を残されたラディとFW陣は遠目に眺めていた。

「ティア、ティア。あの人って現地の方……だよね?」
「そうだと思うわよ。なのはさん達の知り合いみたいだけど」
「アリサ……あぁ、アリサ・バニングスか」
「えっ、知ってるんですか!?」

 ラディの口から出たアリサのフルネームにエリオが驚く。
 それにラディは知っていると頷いた。

「アリサ・バニングス。この世界の住人でなのはさんやフェイトさん、はやてさんの幼馴染。魔法や管理局のことも知っているみたいで、局の観察対象ランクEのデータブックに載ってたはずだ」
「観察対象ランクE……ってたしか、魔法に対する知識を持つ管理外世界の住人、でしたっけ」
「そう。たぶんなのはさん達から聞いたんだろうな。だから魔法や局の話がタブーってことにはならないから、あまり気構えないでいいぞ」

 ラディの解説にFW陣は感心したように頷く。
 そうこうしているうちに話にも一段落着いたのか、アリサと一緒になのは達が戻ってくる。

「紹介するね。私となのは、はやての友達で幼馴染」
「アリサ・バニングスです。よろしく」
「「「「よろしくお願いします!!」」」」

 フェイトの紹介にラディとFW陣は元気よく返事をする。
 そこでアリサが不思議そうな顔でなのは達に尋ねる。

「そういえば、はやて達は?」
「別行動ですぅ。別の転送
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