過失の弁解
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つばを飲み込んだ感触まで伝わってくる
「・・・んん、雷の国から来る船だったらあの港が一番多いからの、ヤマカンがあたったわい!」
誤魔化すような、そんな声色
ヤマカンのあたりでしゃべるのが早くなる
・・・雷の国から、ねぇ?
「・・・・・・なんで、俺が雷の国から来るって確定してんの?」
陸路から来る可能性も、あったよな?
耳元でそう呟く
感情の乱れを感じ取った狐火が発現する
「・・・・・・・・・いや、その、湯隠れから・・・だとそう考えるのが一番で・・・「ジジイ」
・・・すまん、尾行しとった」
首筋に大粒の冷や汗をかきながら誤魔化そうとしたジジイの耳元に狐火を押し付けた
痛みはさほど感じていないようだが呆気なく答えられた
「デイダラとか角都のときも、見てたのか?」
蝦蟇に試験だと言われたときから見られていたのだろうと予測する
角都のときは助けてもらいたかった
「ん?あの芸術家気取りの小僧と・・・お前を投げ飛ばした男か?」
そこまで見てたら助けてくれ
「あいつらS級犯罪者だぞ、助けろよ!あとあいつら月隠れで俺を拷問した奴らだよ!」
怖かったんだからなとジジイの髪を引っ張りながら叫び続け、木の葉に着くころにはお互い気力ゲージがゼロに近かった
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