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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos55真なる目醒めの刻は今/紫天の盟主〜Yuri Eberwein〜
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ユーリ・エーベルヴァイン。貴様らも、ユーリ、と呼べ。そして二度と、砕け得ぬ闇、システムU-D、ヤミ、などと呼ばぬように。良いな?」

ディアーチェから聞かされた問答無用の話に、みんなが「判った」と頷き返した。

「その名前は、あなたが付けたのですか?」

「だとしたら、良いセンスじゃない。綺麗な名前よ♪」

アミティエとキリエにそう言われたことでディアーチェは「違う。元々こやつの名前・・・って、説明するのも面倒だ。こやつの名前がユーリであり、これからそう呼ぶように。それだけで良い」とだけ返した。詳しい話を聴きたいはやてら少女たちからは「えー? 聞きたい〜」軽いブーイング。

「ええい、黙れ、子鴉、塵芥ども。それより、我もユーリもだいぶ消耗しておるのだ。休める場所くらい早々に提供、そして案内するくらいの奉仕をせんか」

「はーい。みんなー、手伝ってくれるかー!」

「声量を下げんか、馬鹿者!」

「いやだから、君がうるさいんだって」

わいわい騒がしい中、ユーリは起きることなく「ありがとう・・・」小さな寝言を言いながらもとても安らかな表情で眠っていた。


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