三十一話:学園での戦闘でござる!!
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てしまいます。
そして再び目を開けて見てみると、そこに居たのは―――
「天…使?」
光輝く翼を背中に生やし、手に十字架が刻まれたグローブをはめたアーシア殿でした。
突如現れたその姿はさながら戦場に舞い降りた女神の様で、拙者を含めたグレモリー眷属
のみならず、ケルベロスまでもが動きを止めて見惚れてしまうほどでした。
「私は誰かを傷つけるのは嫌いです…でも――大切な人が傷つくのはもっと嫌いです!!!」
強い覚悟の籠った目でそう言い放ち背中の翼を広げるアーシア殿、
すると、翼から強い光―――晴の炎が放たれ始めました。
あれは……自分の炎を活性化しているのでしょうか?
ある程度、活性化が済んだのか今度はアーシア殿の拳にはめたグローブから
光が放たれ始めます。恐らくは翼で活性化された炎が全てアーシア殿の右拳に
やどっていっているのでしょう。
「せめて安らかに眠ってください―――聖拳突き!!!」
刹那、放たれた拳の先に居たケルベロスは―――塵すら残らずに消えていきました。
「最後の一撃は……切ないです」
圧巻……そう言う他ないですね……あれがアーシア殿の本気……。
アーシア殿は絶対に怒らせてはいけませんね……怖すぎます。
「バジル!!ボーっとしないで!!!敵はまだ居るのよ!!!」
「っ!?すいません、親方様!!!」
そうでした、アーシア殿のことばかり気にしている場合ではありませんね。
今は間に拙者達を囲んでいるケルベロス達を何とかしなければ―――
「暴れるぜええええええっ!!!!!」
「にゅっにゅーん♪」
突如現れた、青い炎を纏った剣に切り裂かれる拙者の目の前に居たケルベロス
しかしそれだけでは攻撃は終わらずに、さらに、追い打ちとばかりに、
空から降ってきた巨大なアンモナイトに潰されてしまいます。
…………少し同情してしまいます。
「?おおおおおい!!!!!人の獲物に手え出してんじゃねえよおおおおお!!!!!カスチビイイイ!!!!!」
「べーっだ!!!先に言われてないから知らないんだもんねー!!!!スクアーロがアホのロンゲだからいけないんでしょーだ」
「だとおおおおっ!!!??下ろすぞ、てめええええええええっ!!!!!」
何と言うか……スクアーロ殿とブルーベル殿の登場で場の雰囲気が
一気に変わった気がしますね……悪い方に。
「ギャオオオオ!!!??」
ケルベロスの悲鳴が聞こえたので慌てて振り返るとそこには光になって消えかかっている
ケルベロスとエクスカリバーを振り切った状態で立つゼノヴィア殿の姿がありました。
「どうやらイリナはまだ来ていないみたいだな……よし、直ぐに終わらせるぞ!!!」
もはや誤魔化すことなくイリナ殿の不
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