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願いを叶える者(旧リリカルなのは 願いを叶えし者)
試験開始は唐突に
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ンと言う文字がピンクの頭上にのし掛かる。
時惚れは去った。
「ユウジの兄ちゃん、ナルトの兄ちゃん!」
「ん?おお、お前らか。どした?」
声をあげて手を降り、走ってくるのは木の葉丸。
その後ろに男の子と女の子が追いかける形で付いてきている。
「新しい術を作ってみたんだな!コレ!」
「ほお、じゃあ早速見せてもらおう」
「よぉーし!見てて……兄ちゃん、あの姉ちゃん誰?」
木の葉丸は印を組むのを中断し、先程誘いを降られたピンクをさす。
件のピンクはぶつぶつと呟いており、こちらを睨んでいる。
「あ!分かったんだな、コレ!
あの姉ちゃんはぁ…どっちかのコ・レ」
小指をピンと立ててジェスチャーをする木の葉丸。
「おっとぉ…その発想はなかった…」
「流石にそれだけは勘弁…」
「ふざけんじゃ無いわよこの糞ガキぃ!」
「わーーー!」
そのジェスチャーの意味を理解した俺とナルトはげんなりし、
それに反応し、激怒したピンクが木の葉丸を追いかけ始めた。
「痛っ」
その拍子に誰かとぶつかった木の葉丸。
「いてーじゃんクソガキ」
黒い装束に少し丸い体型の男。
そしてそのとなりには髪質の荒そうな女。
「やめときなって!後でどやされるよ!」
「あいつが来る前にちょっと遊んでみたいじゃん」
「やーやー、ここは平和的に解決を…」
「…!」
ピィィィンッ
黒い奴が木の葉丸をつか見上げている状態で、
空いている方の手を動かした。
ブチィッ
「なっ!?」
「ん?何かしたか?」
俺の足に巻き付いてきた糸のようなものを
気で引きちぎってやった。
「おいガキ、少しはやるじゃん。
…ちょっと遊んでやるよ」
やれやれ、何処に行ってもガキガキガキと…。
コイツらは見た目が年下なら全員ガキに分類するのかよ?
「ま、別に良いけど…遊びで怪我しても知らないぞ?…ナルトが」
「オレかよ!」
「お前らムカつくじゃん」
黒い奴はその背中に背負った変な物体を降ろし、手にかけた。
「ちょ!カラスまで使う気かよ!」
カラス?流石に鳥には見えないんだが…ネーミングセンスなくね?
「カンクロウやめろ。里の面汚しめ…」
「そうだそうだ!やめろキンタロウ!」
「っ!?」
ナルト…知らないやつにはついていっちゃだめなんだぞ?
つーか急に出てきたこいつは何だ?
ナルトが隣にいたのに気づかないほど経験薄そうだけど。
「……(気がつかなかった!このオレが?
面白い。物凄い手練れだ)…君、名前は?」
「うずまきナルト!お前は?」
「我愛羅。砂漠の我愛羅」
我愛羅と
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