暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
StrikerS編
79話:荒ぶる炎(ほむら)
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い。普通の銃よりも一回りも二回りも大きく、しかも四角い形をしていた。
その銃を指で何回か回し、次にはその銃口を正面に向けた。
「ずっと…ずっと昔から=c知っているんだ……」
静かにそう呟き、銃の引き金を引いた。
「「「「おぉーー!」」」」
今歓喜の声を上げたのは、今日はお疲れ気味のフォワード陣の四人。
その目の前にはホカホカと湯気を上げる料理が、テーブルの上に並べられていた。
「まぁほとんど地球の料理だから、口に合わないかもしれないが…」
「いえ、そんな…!」
「士さんに作ってもらったのに文句なんて…!」
Yシャツにエプロン姿の士の言葉に、スバルとティアナが慌てて答えた。しかし料理を見る目線は、料理を見る度に輝きを増していく。
エリオとキャロに関しては目線も外さず、士の言葉に返事をすることもなかった。まったく、いつから腹ペコキャラになってしまったのか……
今現在テーブルに並ぶ料理は、ミッドによくある食材をベースに地球の調理法で料理した物だ。唐揚げに焼き魚、刺身にコロッケや餃子、オムレツに野菜炒め等々。種類は和・中・洋と様々だった。
量も種類が多い為か、個々の大きさは四人がいつも食べるサイズとは違うが、それでも四人で食べるには普通じゃ多すぎる程あった。
因みに、本来四人に料理を提供すべき厨房の料理人達は、どことなく嬉しそうな表情をしていた。
前回はただ士に厨房を任せて終わっていたが、今回は量が量だけに彼らは士の指示の下、彼の手伝いをしていた。
つまり彼らは異世界の料理を、その世界出身の人から直接教わっていたようなものだったのだ。料理の腕が士より劣ることに対する悔しさがありながらも、彼らはこれをチャンスと見てその技術を理解し、自分の力にしようと頑張ったのだ。
結果的にはそれは成功し、料理人達全員がどこか満足げな気持ちで一杯になっているのだ。
閑話休題。
「士君、お疲れ様」
「おう、お前らも仕事お疲れ。お前らの分もあるから、食ってけ」「そうなの? じゃあお言葉に甘えて…」
フォワード陣がせっせと準備をしていく中、やってきたのは仕事を終えたなのはとフェイトだった。
ちょうどエプロンを脱ぎかけていた士は二人も食事に誘い、なのは達はご一緒することにした。
「それじゃあ、今日は初出動お疲れ様と言うわけで…」
「「「「「「「かんぱ〜い」」」」」」」
準備を終えた後、それぞれ好みのジュースを手に取り、士の合図で乾杯した。
少し遅れてやってきたはやてや副隊長、シャマルやザッフi―――ゲフンゲフン、もといザフィーラもやってき
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