やっぱこれってデートだよな
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「簪」
俺は簪を抱き締めた。女の子特有のいい匂いがする。
「これからは、和也って呼んでくれるか?」
「…う…うん、和也くん…」
本当は呼び捨てにしてほしかったが、まぁいいさ。
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