第2巻
凱旋からの合流
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ら、覚悟をしたという感じにもなる。エレンの話は終了したので、次はリムの番になった。俺はそん時にいなかったので映像で見たけど。とりあえずマスハスの助力を得た事と盗賊団をたった七人で殲滅抹殺駆逐したとリムが言ったからか、俺は事実だと言ったらエレンは驚愕していた。たった七人で二百相手の盗賊団を殲滅する事何て普通は出来ない事だと。それでオージュ子爵の協力も取り付けた事を話したリムだった。それから盗賊団の戦闘風景を見たいと言ってきたので、俺が投影型の端末で見せたのだった。見てる間に俺は言った。
「この映像を見ている間だが、マスハスが若い頃からの親友だ。ブリューヌで何かあれば報告して来ては、俺達がそれを何とかするという事をして来た。オージュ子爵も信用出来る方だと俺は思う」
「リムはどう思う?それにしてもこの銃で連射と上空での狙撃では歯が立たないな、私でも上空から狙い撃ちされれば後退するだけだな」
エレンは紅の瞳を無表情である副官へと向ける。
「ローダント伯爵は信用出来るかと、オージュ子爵についても我が軍とプトレマイオス軍との間に不和でも生じない限りは、問題ないと考えられます。それとこれについては私も同意見です、空から狙撃されては動く的となりますから。それとエレオノーラ様に見て頂きたい物があるのですが・・・・・」
リムがそこまで言った時に、玄関の呼び鈴が聞こえた。誰かが扉をノックでもしたのだろう。
「・・・・私がここにいる事は誰も知らないはずだがな」
「私が見てきましょう」
静かに席を立ったリムを見送ると、俺は話を再開するべく床に置いてあった麻の袋の中身を取り出した。金属製の鎧だが、所々に細かな傷はあるが、新品に近いし使用出来るくらいの物だった。通りで重かったと思えば甲冑が入ってたとはな。でも重くはなかったから何だろうとは思っていたけど、それが疑問視したのはすぐに解決した。
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