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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos54-B決戦/永き旅路の終わりへ〜Second Battle〜
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振るわれた大鎌状態の魄翼を紙一重で躱したと思えば、さっきと同じように斬撃、そんでエネルギー弾の連射を撃ち込んだ。
「っ!・・・同情は要らないと、何度言えば・・・! 早々に私の前から、君たち全員が消えてくれれば、それだけで私は・・・!!」
――アルゴス・ハンドレッドレイ――
「クラウ・ソラス!」
「エクセリオン・・・バスタァァァーーーーッ!」
「プラズマ・・・スマッシャァァァーーーッ!」
「イジェクティブ・ファイアッ!」
「ディバインバスタァァァーーーーッ!」
わたしらの集中砲火を受けた魄翼が今まで以上に霧散したし、ガシャァンと防壁が皿砕けた音が響いた。さらにアミティエさんの「ファイネストカノン!」による追撃を、ヤミちゃんは「っくぅぅ・・・!」障壁で防御。
「個の思考とは、誰かと触れ合って初めて、心、となる。父が教えてくれました。どれだけ独りで思考を続けたとしても、心は決して育たない。今度は私からあなたに贈らせてもらいます」
「うるさい・・・うるさい・・・うるさい・・・!」
ヤミちゃんがまるで逃げるように明後日の方へと向かって飛んで行く。この空域一帯には結界が張られてるし、ルシル君たちが逃がさへんように張ってもろてるけど、逃げてる最中に回復されるのは厄介すぎるし、対U-Dプログラムの効果が切れるのも痛い。
「あ、待ってください! 話はまだ終わっていませんよ!」
アミティエさんに続いてわたしらもヤミちゃんを追う。ヤミちゃんを追う中、アミティエさんは「あなたには、共に居られる、触れ合える、支え合える、大切な仲間が居るでしょう!」そう話を続ける。
「独りで思い悩むからダメなんです! あなたはどこか妹に似ています。悪ぶっているけれど、本当は真面目で一生懸命! それでいて責任感が強い。それなのに他人を頼るのが苦手! まさに不器用! ですけど!」
――鋼の軛――
――
吹雪け
(
コード
)
、
汝の凍波
(
バルビエル
)
――
ヤミちゃんの行く手の先、海面から突き出して来たのはシャマルとザフィーラの拘束条10本以上と、ルシル君の氷の柱20基以上。ヤミちゃんがそれらを壊そうとする前に「そんな不器用だけど優しい子が悲しまないよう、笑顔にしてあげるのが、お姉ちゃんの役目なんです!」アミティエさんの姿がまた掻き消える。
「無限の運命なんて、私が、私たちが終わらせてあげます!」
ヤミちゃんの周囲を高速移動で翔け回るアミティエさんが、ヤミちゃんに斬撃を打ち込みながら周囲にエネルギー弾を配置――とゆうか、あまりに速すぎて発射から着弾前のホンマに短い間に撃ち続けてるだけなんやね。
「エンド・オブ・デスティニー!!」
とにかくアミティエさんの全方位からのエネルギー弾がヤミちゃん
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