暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos54-B決戦/永き旅路の終わりへ〜Second Battle〜
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、「んくっ・・・!」5発の着弾と同時にガシャァンとまた多層防壁が砕けたから、ヤミちゃんは二重にビックリや。

「すみません! 出番はもう少し後の予定でしたけど、出て来てしまいました!」

「で、でもフェイトマ――フェイトさんとアリサさんが危なかったのでつい!」

「お許しを!」

アミティエさん達が頭を下げて謝る。アミティエさんは、ドクターやティファレト先生に体を治してもろたけど、ヤミちゃんを相手に戦えるほどにはまだ全快やないって、キリエさん共々そう診断された。そやからわたしらの対U-Dプログラムの効果が切れる寸前で参戦することになってた。
ヴィヴィオちゃんとアインハルトちゃんも似たような感じや。ヤミちゃんを相手に近接格闘なんて危なすぎる。空戦レベルもそんなに高うない。ホンマは前線に出すべきやない、シグナムやヴィータ、ザフィーラの意見がそれ。でも今にして出して良かったって思える。

「ううん。おかげで助かったよ。ありがとう」

「ええ。アミティエ、ヴィヴィオ、ありがとう」

フェイトちゃんとアリサちゃんにお礼を言われて照れるヴィヴィオちゃんと、ホッとしてるアミティエさん。

「アインハルトちゃん、今の魔力弾を投げ返す技、すごいね!」

「それも覇王流っていう格闘の技なのかな? すごかったよ!」

なのはちゃんとすずかちゃんに褒められて照れるアインハルトちゃん。そんな中で、「ゆりかごの聖王・・・? 覇王イングヴァルト・・・? いや、違う。君たちは一体・・・?」ヤミちゃんが、ヴィヴィオちゃんとアインハルトちゃんを不思議そうに見た。

「オリヴィエと」

「覇王イングヴァルトは」

「「私たちのご先祖様なんです」」

ベルカの歴史はよう判らんけど、2人がヤミちゃんへとそう答えると、「クラウスが子を残したのは知っていますが、オリヴィエに子は居なかったはず」ヤミちゃんはさらに困惑したようで。

「えっとまぁ、わたしの出生には色々あるんだけど、今はそんな過去は横に置いておこうよ!」

「はい。今、大事なのは過去ではなく現在。私たちも、泣いてるあなたを助けたいんです」

「・・・またそれですか。私は一体何度、その行為が無駄なのかと言えばいいのか」

ヤミちゃんの小さな両手がギュッと握り拳になるんが見えた。アインハルトちゃんが「何度でも言います。独りでは出来ないことも、誰かが支えてくれれば出来ることは増えます」語りかける。続いて「独りが楽しいんならそれでいいよ。けど違うんでしょ? ホントは誰かと繋がりたいんだよね」ヴィヴィオちゃんも語りかける。

「くどいです。君たちの言うことは全て幻想、夢物語だ」

――ジャベリンバッシュ――

魄翼で創られた槍8本が扇状に発射された。みんなそれぞれ回避
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