暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos54-B決戦/永き旅路の終わりへ〜Second Battle〜
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ると、無数の炎の羽根が周囲に舞い散った。その1枚1枚がとんでもない魔力で、防御なしでの直撃は危険すぎる。その羽根を避ける中、「ヤミちゃん!」わたしはそう呼びかける。

「今度は君たちか。夜天の主、そして融合管制騎」

――ナパームブレス――

『お下がりください!』

リインフォースに従ってその場からすぐさま離脱すると、さっきまで居ったところにわたしの身長以上の赤黒い魔力球が発生。以前、ルシル君を撃墜寸前にまで追い込んだあの魔法や。

「ごめんな、ヤミちゃん! わたし、夜天の主やのに・・・、あなたのことに気付いてあげることが出来ひんかった。わたしがヤミちゃんのことにちゃんと気付くことが出来てれば、こんなに寂しい思いも、悲しい思いも、苦しませることもなかった・・・」

『夜天の書の管制プログラムである私からも謝らせてくれ。奥底に眠っていたとはいえ、私はお前たちに気付いてあげるべきだった』

「知ったところで、気付いたところで、君たちにはどうしようも出来なかった。だから謝罪は無用だ。用が済んだら去れ」

――バレットダムネーション――

そう言い放ったヤミちゃんは、魄翼からわたしに向かって魔力弾幕を張ってきた。急いで射程圏内から離脱してると、『追撃が来ます!』リインフォースから警告が入った。

――ジャベリンバッシュ――

魄翼で創られた巨大な槍や。避けることは今からやと無理っぽいからパンツァーシルトで受け逸らそうとした時、「バスタァァーーーッ!」上空から桜色の砲撃が降って来てその槍を撃ち落してくれた。

「おおきに、なのはちゃん!」

「君は、シュテルのオリジナル・・・」

「うんっ。・・・あの、私、高町なのは、っていいます! はじまして、ヤミちゃん! 少しお話しませんか!」

「話すことなど何もない。私が君たちを壊す、その前に・・・去れ」

――エターナルセイバー――

ヤミちゃんに向かって来るなのはちゃんと、背後に回ろうとしてたアリサちゃんに向かって炎の剣がそれぞれに1本ずつ薙ぎ払うように振るわれた。なのはちゃんは「ごめんだけどそれは出来ないかな。だって私は、私たちは、あなたを迎えに来たんだもん!」バレルロールで回避して、アリサちゃんは足場としてた魔法陣に深く屈むことで躱した。

「迷子? 私が? おかしなことを。私は、迷子などではない」

「いいえ、あんたは迷子の最中よ! 今もだし、これまでもずっと迷い続けてる!」

――アルゴス・ハンドレッドレイ――

なのはちゃんに続いてアリサちゃんもヤミちゃんに語りかけた。ヤミちゃんは「くだらない妄言だ」そう言い捨てて、大きく広げた魄翼の両面から無数の砲撃弾幕を放った。わたしは急いで空戦が出来ないアリサちゃんの元へ向かう。けどそれよ
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