第一章
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「相変わらず弱いな」
「どうしようもないな」
「いらっしゃいませ」76
その女の子が憮然とした声で言ってきた。
「何名様でしょうか」
「四人な」
「四人か」
「ああ、四人な」
店の女の子ではなく匠馬への言葉だった。
「四人なんだよ」
「俺達が二人で向こうも二人か」
「ああ、もうすぐ来るからな」
「そうだな、待つか」
「四名様ですね」
ここでまたベイスターズの帽子を被った女の子が尋ねてきた。
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