第五楽章 ポインセチアの懐中時計
5-1小節
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った。降りて、実戦用の訓練場に向かうためのいくつもの地下トンネルを抜けて歩いていく。
「また例の症状か」
あらいやですわ。顔に出てたかしら。
「一人百面相をしていた。《レコードホルダー》とやらと頭で争っていたのだろう」
「お分かりなのに指摘なさるなんて。社長は人が悪うございます」
ビズリー社長はもちろんわたくしの《症状》はご存知です。むしろご存知の上で、わたくしの中の方々の持つ記憶に利用価値があると判断されて、わたくしをエージェントにされたのですもの。
ちなみにその時のわたくしはまだ12歳。この最年少就任記録は今の所、誰にも破られてないんですのよ? うふふ。
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