転校生は男(騙して悪いが)
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学年別個人トーナメントが近づいてきた。
俺は新型のビームライフルを受け取り、簪はセンサー系をさらに強化した。
さらに、学園に我が社の一般用第三世代型[リゼル]が送られた。これは純正コアを使ってるから俺は使えないけどな。
それと、トーナメント優勝者は織斑と付き合えるとかいう噂が流れている。大方、鈍感なあいつが女子の[付き合ってください]という告白を買い物とかに付き合ってほしいと勘違いして二つ返事でOKしたことが広まったんだろう。
それだけならいいのだが、途中で何故か俺も巻き込まれた。じょ、冗談じゃ…
ちなみにこれのせいで織斑に興味のない奴らもやる気を出してきた。俺ってそこそこモテるんだなと今更ながら自覚した。
あと、これのせいで楯無さんにかなり弄られたorz
そんな中でも毎日が過ぎていった。
ある日の朝、SHRでクラスが沸き立った。
「ええとですね、今日はなんと転校生を紹介します。しかも2名です!」
「え…」
「「「「えええええっ!?」」」」
うるっせえーよ。鼓膜がイカれるだろうが。( ´乙`)<メインブースターがイカれただと!?
「失礼します」
「…………」
ざわ…ざわ…
クラスがざわめく。
「シャルル・デュノアです。フランスから来ました。この国では不慣れなことも多いかと思いますが、みなさんよろしくお願いします」
「お、男…?」
「はい。こちらに僕と同じ境遇の方がいると聞いて本国より転入を…」
「きゃ…」
「はい?」
「きゃああああああーっ!!」
うるさい。静かにしろ。俺の鼓膜はAP残り30%だぞ
「男子!3人目の男子!」
「しかもうちのクラス!」
「美形!守ってあげたくなる系の!」
「地球に生まれて良かった〜」
男にしては細い…。顔も中性的、というか女性寄りだ。こいつ、本当に男か?
「あー、騒ぐな。静かにしろ」
そうだそうだ
「み、皆さんお静かに。まだ自己紹介は終わってませんから〜」
もう1人は紛れもなく女だ。姿勢といい、腰の軍刀といい、こいつ軍人か?
「…………………」
ずっと織斑先生をみている。なんだこいつ
「…挨拶をしろ、ラウラ」
「はい、教官」
やっぱり軍人か。それに教官ということは、織斑先生はどっかの国で教官をしていたことがあるってことか
「ここではそう呼ぶな。もう私は教官ではないし、ここではお前も一般生徒だ。私のことは織斑先生と呼べ」
「了解しました」
それにしてもあの眼帯…目立った傷があるようには見えないが
「ラウラ・ボーデヴィッヒだ」
「…………………」
「あ、あの、以上…ですか
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