第2話 オカルト研究部
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・女性恐怖症の先輩。私が聞いた限りではホモだと噂されていたけど、本当?」
「嘘に決まってるだろ!俺はホモじゃない!女性は好きなんだ。その証拠にホラ、松田と元浜から読み終わったからくれた、この本を持っているのが何よりの証拠だ!」
朱乃の顔が一瞬、怖くなったぞ。一体、何を考えているのだ・・・
それよりもガイ。そんな本をいつ、松田と元浜から受け取ったのだ。ガイが取り出した如何わしい本は小猫に取り上げられると、ビリビリに破かれてゴミ箱に捨てられた。
「松田と元浜から貰った、俺の男のロマンがぁぁーーーー!?」
「・・・ガイ先輩。少し幻滅したかも。」
小猫。お前は如何わしい本が嫌いな様だな。ガイは如何わしい本を破かれてゴミ箱に捨てられた事でショックを受けたのか、地面に伏せた。全く情けないな。あの様な本をよく見ようと思うな。私には理解出来ん世界だ。ガイはショックがデカイのか、まだ立ち上がらない。その様子にリアスは、
「なんか可哀想だから、彼へのお仕置きは取り消すわ。ガイ、あなたが健全な男子で安心したけど、私も少しだけ幻滅したわ。」
「部長。ガイ君だって、男の子です。高校生なら、あの様な本が気になって仕方ない筈です。」
朱乃。お前は優しいな。きっと、ガイの女性恐怖症が改善できるかもしれん。
「それに、ガイ君が健全な男子であるからこそ、女性恐怖症での発作が面白いと思いますし、私はこれから楽しめそうです。フフフ・・・」
朱乃。もしかして・・・だとすれば、ガイの女性恐怖症が酷くならないかが心配だな。
「それじゃ、最後はあなたよ。イッセー。」
リアスに自己紹介する様に言われたので自己紹介に移るとしよう。
「私の名前は兵藤一誠だ。ガイと同じクラスだ。私は悪魔では無いが、悪魔や天使に堕天使の存在は知っている。私の事はイッセーと呼べ。ほとんどの奴らからそう呼ばれているからな。よろしく頼む。」
「これで自己紹介は全員終わったわね。」
私が自己紹介を終えるとリアスが、
「それじゃあ、朱乃とどういう関係か話してくれるかしら?」
朱乃との関係についての話を聞かれたので、朱乃の顔を見て朱乃の許可を得たので、
「いいだろう。話してやる。」
私が幼い頃に、幼い朱乃が堕天使の父と人間の母の娘である事を理由に、命を狙われた時に私が助けに入った事を話した。朱乃にとっては辛い過去の話でも有り、母を失った瞬間を思い出したのか涙が流れていたが、それでも私に最後まで話させた。朱乃との過去の話を聞いたリアス達は、
「そうだったの。イッセーが朱乃を助けてくれたから、今こうして朱乃がここにいる訳ね。」
「まさか、副部長とイッセー君にそんな過去が有ったなんて・・・」
「・・・私は知ってる。先輩は優しいから、誰よりも
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